誰にでもイライラしたり、怒りの感情がこみあげてくることがあると思います
そしてイライラが酷くなると、不機嫌になり人や物に八つ当たりしてしまったり、ストレスをためて苦しくなったことは、誰しも経験があるのではないでしょうか
私は介護士として仕事をしている中で、ストレスで身体を壊した経験からアンガーマネジメントを勉強し、実践しています
実際に身体を壊しているときに書いた記事がこちらです↓
今回はイライラが続くことで起きる弊害を紹介していきます
人間関係がぎくしゃくする原因に
イライラや怒りの感情が最も悪影響を及ぼすのが、人間関係です
イライラしていては良好な人間関係は作れません
誰かに対してイライラしていれば、その人のことを信頼できず、親しくなろうと思うことはできません
また、自身がイライラして不機嫌でいると、周囲の人間はそれを察し、近寄ってくることはありません
自分がどんなに優秀で仕事ができる人間でも、イライラしがちであればマイナスな評価を受けてしまうことも多いです
そして、人は怒っているときの方が印象に残りやすいのです
普段は温厚なのに何かの時に立った一度の怒りがいつまでも印象に残り、「あの人は怒ると大変なんだよ」と、不正確で不名誉な評判がついてしまうこともあるのです
仕事や家事に悪影響
イライラすると仕事や家事の効率が落ちたり、普段なら考えられないようなミスをします
冷静な判断ができずに後悔してしまうことも多いです
人はイライラしているとき、集中力や冷静さを失います
プロスポーツ選手でも時にイライラして反則を取られてしまったり、思うようなパフォーマンスを発揮できないことがよくあります
怒りの感情は集中力や効率を下げ、失敗を招く要因になるのです
体と心の健康にも悪影響を及ぼす
怒りからくるストレス解消のため、暴飲暴食で太ってしまったというのはよくあることです
また、アメリカの研究では、怒りの感情は心臓疾患、高血圧などにも密接な関係があると言われています
そしてイライラは、体の免疫機能を低下させ、自己修復しにくくさせます
その結果、肌などの老化が進んでしまうのです
さらにイライラは、「寂しい」「悲しい」「辛い」といったネガティブな感情と結びついてしまいます
イライラした気持ちが「自分はなんてダメなんだ」といった落ち込みに繋がったり、やる気や意欲を奪ってしまいます
怒りの感情をうまくコントロールできないと、病気や老化のリスクが高まり、精神的にも悪影響を及ぼします
いいことは何もありません
自分を責めてしまう
日本人は「人前で怒るのはよくない」と教わります
怒りを心にため込んでしまい、ある日突然怒りが爆発してしまうのです
そして「こんなことでイライラするなんてダメな人間だ」と自分を否定したり、怒りをうまく解消できない自分に腹を立ててしまいます
こんなふうに怒りをため込んだり、自分を責めてしまう一番の問題は、自分に自信を持てなくなったり、自分のことを嫌いになってしまうことです
自身を無くしたり、嫌いになってしまうと、次第に諦めてしまうようになり、怒りの問題に向き合う意欲をなくしてしまうのです
怒りの感情は連鎖する
怒りの悪影響は自分のことだけではありません。周囲にも連鎖します
時々、何も悪いことをしていなくても怒られることがありますよね
身に覚えのないことで怒られたり、理不尽な言いがかりをつけられて怒られたり・・・そんな経験が誰しもあると思います
そんなふうに怒りをぶつけられると、イライラや不満が心にたまってきます
そして、家族や友人といった身近な人にぶつけてしまいます
怒りの性質の一つとして、人は身近な人にほど強く怒りをぶつけてしまいます
そして怒りの感情は、立場の強い人から弱い人へ流れます
職場であれば上司から部下へ、家族であれば親から子へと怒りはどんどん連鎖するのです
意識してブレーキをかけなければ、怒りが身近な人に向かい、大切な関係を壊してしまいます
それが新たなイライラを生み、人生全体に悪影響を及ぼしていくのです
まとめ
怒りは人間関係や仕事、心身の健康、さらには自己イメージなど、様々な害をもたらしています
しかし、怒りをコントロールすることができれば自身もその周りも苦しめることはありません
アンガーマネジメントを学ぶことでイライラを減らすことができれば、今後の生活を豊かなものにできると私は思います
このブログを通してアンガーマネジメントについて私が学んだこと・実践したことを発信していければと思っています