誰にでもイライラしたり、怒りの感情がこみあげてくることがあると思います
そしてイライラが酷くなると、不機嫌になり人や物に八つ当たりしてしまったり、ストレスをためて苦しくなったことは、誰しも経験があるのではないでしょうか
私は介護士として仕事をしている中で、ストレスで身体を壊した経験からアンガーマネジメントを勉強し、実践しています
実際に身体を壊しているときに書いた記事がこちらです↓
今回はそもそも怒る事は悪い事ではないということ
また、怒りっぽい人は性格が悪いわけではないということをお伝えしていきたいと思います
怒る事は決して悪い事ではない
私たちは子供の頃から、「怒るのはよくない」としつけを受けて育っていきます
その結果として、多くの人が怒りを自分の中にため込んでしまい、ストレスが心身を支配してしまいます
それが限界を超えると爆発し、自分にも周りにも大きな害をもたらしてしまうのです
「怒る事は悪い事」と思い込んでいると、我慢や抑圧が増え、自分を苦しめてしまうのです
しかし、怒る事は決して悪いことではありません
怒りは人間に備わった自然な感情の一つです
どんなに穏やかな人でも、怒りの感情が全くないということはありません
怒りは自分を守る行為
動物は敵が目の前にいると威嚇をします
牙を剥いたり、唸り声を出して敵を追い払おうとします
そうしなければ、襲われてしまったり食べられてしまったり、大切な住みかを奪われてしまうからです
怒りの感情は、本来は身を守るためのものと言われています
怒るのは自分の安全を確保しようとしている行為です
人の怒りも同じ
自分の気分を害したり、嫌な言動をする人に対して怒りを表します
そうすることで身を守ろうとしたり、自分の考えや気持ちを分かってもらおうとしているのです
怒りは害をもたらすだけではない
「怒る事は悪い事」と思い込んでいる人の多くは、怒る事で人間関係を壊してしまうのではないかと恐れています
確かに、怒りは人間関係にマイナスな影響をもたらしやすい感情です
喧嘩別れをした、相手を深く傷つけてしまったなど、怒りのせいで人間関係に悪影響をもたらしたエピソードは誰にでもあると思います
私も怒りを爆発させて心身ともに悪影響を及ぼしてしまった経験もあります
ですが、怒っていることを適切に表現し、相手にしっかりと伝えられたのならば、人間関係を壊すことはありません
親や先生から本気で叱られそのことに愛情を感じた経験がある人も多いと思います
相手を真剣に思うからこそ生まれる怒りもあり、それによって愛情を伝えることもできます
怒りは害だけをもたらすものではありません
怒りっぽい人は性格が悪いわけではない
起こっているときに、「そんなことでイライラするなんて気にしすぎ」と他人に言われ、怒っている自分が悪いと悩むこともありますよね
ですが前述した通り、怒るということは生き物としての自然な反応の一つです
人によって怒りっぽさに差は出ますが、怒るからといってその人の性格が歪んでいるわけではないのです
また、人それぞれ価値観があり、何に怒りを感じやすいかは人によって違うものです
誰かが「気にしすぎ」と言ったとしても、それはその人の感覚や価値観でしかないのです
イライラしたときに自分を責めるのではなく、イライラした理由を冷静に見つめ、適切に相手に伝えることが出来るようになれば、ストレスをため込まないでいられるようになるのです