私は以前イライラのストレスから身体を壊した際に、「もう怒りたくない」、「イライラから解放されたい」と思うようになり、アンガーマネジメントを勉強し始めました
実際に身体を壊しているときに書いた記事がこちらです↓
ですが、勉強をしていく中で、時には怒らなければならないこともあると気づきました
怒らなければならない場面で怒れないと、日常生活や心身に影響を及ぼすこともあります
しかし、起こり方は非常に大切です。間違った怒り方は人生を壊す可能性さえあります
今回は、上手に怒る方法と、怒る目的を見失わない方法を紹介します
感情的にならない
感情的になって怒ってしまうと、相手の注意は怒りの感情に向かってしまいます
怒られることに慣れている人はそういません
そのため、感情的に怒られたら、多くの人は驚き、動揺してしまいます
そして、気持ちを落ち着かせようとしたり、自分の身を守ることに必死になると、話に耳を傾ける余裕が無くなります
どんなに相手のことを想って怒っても、理解してもらうことが難しくなってしまいます
感情的にならなくても相手には伝わる
大事なことは、言いたいことは、感情的にならなくても相手に伝えることが出来るということです
「強く言わなければ相手に伝わらない」と思っている人も多くいます
ですが、それは大きな誤解です
例えば、普段とても明るい人が、声のトーンを下げて話を始めたとします
すると皆、「え?」と驚き、いつも以上に注意してその人の話に耳を傾けます
結果、いつも以上に注意して話を聞いてくれます
人はギャップのあるものに注意を向けるという性質を持っているのです
怒るときも同様で、声を荒げるだけでなく、静かに穏やかなトーンで淡々と怒る方が、相手の心により深く響くこともあります
怒りの感情に任せて怒るのではなく、「本当に伝えたいこと」を落ち着いて伝えることが上手な怒り方の一つです
伝わりやすいタイミングを観察する
もしあなたが優れた話術を持っていて、多くの人が「あなたの話は面白い」と評価しているとします
しかし、もし相手が仕事に追われていたり、他のことで頭がいっぱいになっていたらどうでしょうか
いくら話し上手のあなたの言葉も、全く耳に入ってこないかもしれません
話を理解してもらうには、話し方や表現方法も大切です
ですがそれ以上に、聞き手が落ち着いて話を聞ける状態であることがとても重要です
怒る前に観察をする
誰かに怒りたいと思ったら、まずその人の行動や表情などを観察しましょう
相手が忙しそうにしていたり、ピリピリしているときに怒っても、あまり効果がありません
相手が落ち着いていて、リラックスしている時を狙って、自分の考えや気持ちを伝えるようにすることが望ましいです
この時、伝える時の場所や方法について考えるのもオススメ
ある程度人がいて音があるところの方が話しやすい場合もあれば、部屋で二人きりの方が話しやすいこともあります
話す内容や相手の性格、関係性などをもとに、適切な場所と方法について考えていきましょう
理解してもらえるように怒る
怒る側、怒られる側、どちらにも言い分があります
それはたとえ誰が見ても「怒られる側が悪い」という状況であったとしても、その人にはその人の言い分があるのです
それを頭ごなしに否定し怒ってしまうと、「そんなに否定しなくてもいいじゃん」、「俺だってしたくてしたわけじゃないのに」と思うかもしれません
怒られる側に非があり、既に反省していると気が滅入っています
そこに追い打ちをかけられるようにして怒られると、居心地がどんどん悪くなり傷ついてしまいます
ただ怒るだけでは相手の心を閉ざしてしまうことがあるのです
相手の言い分を受け入れる
相手に怒りをうまく伝えるためには、まず相手の言い分を受け入れることが大切です
怒っていると自分の言い分を言いたい衝動にかられます
ですが、まずは相手の言い分を聞き、それを受け入れます
そうすることで相手との間に信頼関係が生まれ、話を聞いてもらいやすくなります
たとえ相手に非がある場合でも、「あなたの言っていることはわかる。そして私はこう思ったんだ」というふうに怒ると、相手にも聞いてもらいやすくなります
相手を受け入れることが、自分の言い分を分かってもらうコツです
怒りをぶつける前に、相手を受け入れるようにしましょう
怒る事の目的を見失わない
怒る事の目的は、相手に嫌な気持ちをさせることではありません
責める事でもありません
相手に「次からはこうすればいいんだ」ということを理解してもらうために怒るのです
この目的を見失わなければ、言いすぎることもありませんし、正しい言葉で相手に伝えることが出来ます
怒ることを、自分のストレスを発散させることに重きをおいてはいけません
相手を尊重し、正しく怒ることが大切です