20代で知りたかったお金と人生のこと.com

年収400万の介護士でも資産形成できると信じて投資に励んでいます

出来る限り人には嫌われない方がいい理由│人から愛される人は“オキシトシン”がドバドバ出ている

「恋人と手をつなぐ(交際間もない)」の写真

私はあまり他人にどう思われているのかを気にしたりはしませんが、もし嫌われなくて済むのであればそれに越したことはないと思います

 

時々「悪口なんて気にするだけ時間の無駄」、「あんな人に嫌われたって気にならない」と思う方も見かけますが、みな好きで嫌われたいわけではないと思います

嫌われる勇気は不幸の始まり

アメリカのハーバード大学が75年間にわたって調査した結果わかったことは、研究対象のトップ10%の幸せな人生を歩んだ人たちは、人生で「温かな人間関係を築くことができていた」とという事実でした

 

この研究はハーバード大学に在籍した268人に対して、卒業後も毎年健康診断と心理テストを行い、仕事や収入、結婚や離婚、子育て、老後といった人生をどのように歩んでいくのかを追跡調査し、2009年に発表したものでした

 

そして、トップ10%の人々は、温かな人間関係を築けなかった人々と比較し、年収が高く、専門的な分野での成功を収めた人も3倍多かったとされています

 

「人からどう思われても気にしない」と思っていても、実際に人との繋がりが実感できていない人生は幸せではないということになってしまいます

 

「温かな人間関係を築ける人が幸せを手に入れる」

これが現在の科学の結論になっています

 

温かな人間関係が最も幸福度に影響を与える。その結果、年収も高くなり、専門分野で成功する人も3倍多いとなると、好き好んで嫌われる必要はないのです

人から嫌われるのは不幸への入り口とも言えます

 

誰からも好かれる人になる方法

前述の研究で指揮を執ったハーバード大学医学部教授のジョージ・ヴァイラントは、温かな人間関係を築くために必要なのは「人を愛する力」と述べました

 

「人を愛する力」と聞くととても恥ずかしいような表現に聞こえますが、科学的に判明しています

 

人を愛する力を育てる方法は、オキシトシンというホルモンを増やすことが重要であり、誰からも好かれている人はオキシトシンがドバドバ出ている人の事なのです

 

オキシトシンは「愛のホルモン」、「幸せホルモン」などと言われており、脳内での分泌濃度が上がると人を好きになったり、人と仲よくしたくなったり、共感したり親切になったり、人付き合いでの不安が減少するとされています

 

オキシトシンが分泌される方法

ではどうやって体にオキシトシンが分泌されるのかについて、3つ方法を紹介していきたいと思います

 

①スキンシップ

②心温まる映画を観る

③週1日5善

 

順番に紹介していきます

 

①スキンシップ

人と直接触れ合うことでオキシトをシンは分泌されます

特に効果的なのは8秒間ハグをすること

 

出勤前にパートナーや子供と8秒間ハグをする、これだけで双方に毎回オキシトシンが分泌され、人を愛する能力が向上します

ハグではなくても、握手をしたり一緒にゴロゴロするといったことでも分泌されます

 

また、動物とのスキンシップでもオキシトシンが分泌されるため、ペットを飼っている方は触れ合うことに大きな意味があります

 

②心温まる映画を観る

人間の脳には視覚から入り込んだ情報を自分の体験のように認識する「ミラーニューロン」という神経細胞があります

 

自分のことではなくても、当事者と同じ気持ちになる、つまり人間が感情移入できるのも、この神経細胞のお陰です

 

映画の登場人物の温かな気持ちを視覚から脳に入りこませ、自分事として認識させることでオキシトシンが分泌されるのです

 

反対に、暴力的な映像を見ていると、だんだん発言や行動が暴力的になります

視覚からの情報というのは、それほど影響が強いのです

 

③週1日5善

一日一膳という言葉がありますが、カリフォルニア大学の研究によると、「毎日親切なことをするよりも、1週間のうちに1日と決めて、集中的に親切にした方が幸福度が高まる」ということが分かっているのです

 

人に親切なことをするとオキシトシンが分泌されます

 

一日一膳では、その日の終わりには人に親切にしたことを忘れてしまいますが、この日と決めて1日5善も親切にすると、記憶にも残りオキシトシンの分泌も高まります

 

無理に好かれようとする必要はないし、皆を好きになる必要もない

オキシトシンの分泌によって周りから嫌われず、好かれやすい人間になります

ですが、自分が嫌いな人、苦手な人、生理的に無理な人と無理に仲良くなる必要はないです

 

そんな人とは嫌われない関係を築けばいいのです

 

ネガティブな人、自分勝手な人、他人の悪口ばかりを言う人と付き合うことは、むしろ自分を不幸にしてしまいます

幸せは伝染する

親しい友人が幸せだと、自分自身の幸福度が約15%上昇することがアメリカの研究で分かっています

また、「友人の友人」が幸せだった場合でも、自分の幸福度は8%上昇するそうです

 

また、「幸せは伝染するのか」という調査でも、幸福度が高い人たちの近所に住む親族や知人もまた、幸福度が高いということが判明しています

 

幸せが伝染することは科学的にも明らかです

 

裏を返すと、「ネガティブな気持ち人なる人」との付き合いは自分を幸せにはしないと言えます

 

冷たい言い方かもしれませんが、付き合う友達は選ぶべきであり、親密な友人関係が人生を幸せにしてくれると言えます

 

www.cabucare.com