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三菱商事・東京海上・オリックス・NTT・三井住友FGの株主還元政策を確認│株主還元意識の高い企業は長期保有に値する

銘柄をチェックするときに必ず確認するのが株主還元政策で、業績が良くても株主還元に力を入れていなかったり内部留保をして成長を優先する企業も多くあります

 

今回は、株主還元意識の高い5社の政策をまとめていきたいと思います

 

三菱商事

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引用元:株主通信<2021年11月>No.53

 

累進配当政策をはっきりと明記し、前年より下回らない水準で配当金を出してくれています。今期も第二Qの決算で8円の増配を発表しました

 

2020年にコロナショックで業績が落ちた時も、「累進配当制の継続にゆるぎない意志を株主の皆様に示すものです」と記載し、配当性向が100%を超えても減配をしませんでした。2016年度に減配をしていますが、それ以降は着実に増配しています

 

2021年5月の決算説明会でも「事業ポートフォリオは環境変化への耐性を維持していることから、累進配当を継続」と述べています

 

株主還元への高い姿勢をしっかりと示しており、今後も期待できる企業だと考えます

東京海上ホールディングス

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引用元:2021年度 第2四半期決算概要 及び 通期業績予想資料

 

2021年5月に発表した中期経営計画では配当性向を40%以上にするとの記載があったが、第2Q決算の資料には2023年度に配当性向50%へ引き上げると発表しています

あわせて配当を245円に増配することも発表しました

 

コロナショック時も普通配当ベースで増配し、さらに特別配当まで出した実績もあり、配当性向50%となると今後も増配していくことが容易に想像できます

 

また、東京海上は資本水準の調整として毎年枠を設け、特別配当や自社株買いを年度中に発表しています。2021年12月も1000万株もしくは400億円を上限とする自社株買いを発表しています

 

配当金だけでなく、自社株買いの実施にも旺盛で、まさに株主還元に力を入れている企業と言えます

オリックス

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引用元:HPより抜粋

リーマンショック時に大減配していますが、その後は順調に配当金を増配してくれています。コロナショックで業績が低迷した時も、「配当性向50%か通期76円の高い方を配当として出す」と発表し、減配をしない方針を出しました

 

結果として2021年3月期は2円増配するということになり、株主還元への意識の高さを感じました。本決算時には2022年3月期の配当について、「純利益予想2500億円が仮に何かの事情で達成できなくなったとしても、配当予想の78円は必ず出すと明言しています。この「必ず出す」の部分に強い株主還元への意識の高さを感じます

 

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引用元:2022 年 3 月期 連結業績予想および配当予想の修正等に関するお知らせ

 

更に2021年12月には上方修正を発表し、配当を78円or配当性向33%の高い方を出してくれるとの発表をしています

予想通りなら配当性向33%で85円となるので、ほぼ間違いなく増配することが予想されます

 

オリックスは配当金による還元以外にも、株主優待として株主カードとカタログギフトを貰うことが出来ます。株主カードはオリックス系列の商品やホテルの宿泊代が割引になるなどの恩恵を受けることが出来ます

 

カタログギフトは長期保有でグレードアップし1万円相当額になります

また、自社株買いも行っており、2021年にも500億円の自社株買いを発表しています

 

こんなに株主還元して大丈夫なのかと思ってしまいますが、仮に優待が廃止になったとしても素晴らしい企業に変わりはありません

 

NTT

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引用元:HPより抜粋

 

株主還元の基本的な考え方として「継続的な増配の実施を基本的な考え方」と明記しています。これだけで株主還元に対する姿勢が見えます

 

配当推移も20年以上減配していません。最低でも配当維持をし続ける累進配当銘柄です

 

また自社株買いに関しても、「機動的に実施し、資本効率の向上を図る」とし、20年間で4兆円の自社株買いを行っています

 

株主優待としてdポイントの付与も実施しています

配当性向にも無理がなく、2022年3月期は業績過去最高予想です

株主還元の意識も高く、今後も増配をしてくれる銘柄と期待しています

 

三井住友フィナンシャルグループ

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引用元:SMBCの経営戦略

 

三菱商事同様に累進配当政策を公表しており、10年以上減配をしていません

22年度までに配当性向を40%まで引き上げるという政策を取っています

 

2021年3月期はコロナショック時の影響を受けましたが、配当性向を50%以上に高め、累進配当を継続しました

2022年3月期も第二Qの決算で追加の増配を発表し、210円の配当を出してくれます

配当性向は43%となり、有言実行を果たしています

 

また、自己株式取得も機動的に実施と記載されています

11月の第二Q決算でも自己株式取得を1000億円を上限に実施することを発表しています

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引用元:SMBCの経営戦略

三井住友FGの株主還元意識も非常に高いことが確認できます

 

株主還元意識の高い企業は長期保有に値する

私の好む企業の株主還元についてまとめましたが、上記以外にも積極的に株主還元を行う企業は多々あります

 

保有しているだけで増配し、取得単価に対する利回りが向上していくことで企業の株を長期保有するモチベーションに繋がり、その結果業績向上による恩恵も受けることが出きます

 

持ち続けているだけで年々受け取れる配当金が増える。そんな企業に投資を続けていたいと思います

 

 

今後も不定期でブログ更新していきます

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