3/4(金)にアサンテに100株の新規投資を行いました。
投資した理由は大きく4つあります。今回はその理由とアサンテの事業内容についてまとめていきたいと思います
アサンテに新規投資
アサンテはここ1年以上ずっと監視していた銘柄です。いつか欲しいとずっと思っていましたが、なかなか利回り4%を超える事が無かったので投資を見送っていました
22年3月期の業績予想では当初過去最高益予想を出していたのですが、第二Qで一転下方修正を出して以降、株価はじわじわ下げ、いよいよ利回り4%を超え年初来安値を更新したので思い切って購入に踏み切りました
・国策銘柄
・成長の余地を残している
・財務が鉄壁
・株主還元に積極的
以上が主な投資理由です
国策銘柄
アサンテは住宅用シロアリ防除のトップ企業ですが、その他にも湿気対策、地震対策リフォーム、害虫・害獣対策といった事業を行っています
2021年3月に閣議決定された住生活基本計画には、耐震性の向上や住宅リフォーム、既存住宅流通等の住宅ストック活用型市場への転換が掲げられており、アサンテはこの国策との親和性が高い事業を展開しています
また住宅が長持ちする事で住宅の建て替えに発生する廃棄物や新築部材生産時のCO2削減に繋がる事になる為、世界的なESG投資の潮流にも乗っている銘柄と言えます
成長性
アサンテはもともと関東を中心に事業を行っていましたが、関西や東北地方にも進出し、北は宮城、西は愛媛に事業所を構えています
今後はさらに西へエリア展開をしていくことを成長戦略として掲げており、まだまだ事業拡大の余地を残しています。他にも2020年には北海道で事業を展開するハートフルホームを子会社化しており、今後もM&Aを行っていくことも明記しています
また、平成20年とデータは古いですが、木造住宅は2924万戸と住宅全体の58%を占めています。現在の木造住宅戸数はこれよりも減少していると推測しますが、需要規模は莫大です
参照:統計局ホームページ
JAとの提携も結んでおり、JAに寄せられる害虫駆除相談等をアサンテが請け負う形で業務を行っているのもアサンテの強みと言えます
財務が鉄壁
アサンテの強みとして財務基盤がとても優秀だということが挙げられます
まずは自己資本比率です。80%もあり倒産する心配は不要です
出典:IRバンク。以下、同じ
有利子負債倍率です。ほぼ無借金に等しいですね
利益剰余金も毎年積みあがっています
コロナの影響を受けてますが、それ以前は営業利益率は15パーセント程度あり、利益率は高いです
EPSです。コロナ以前は綺麗な右肩上がりです
財務に全くキズがありません。素晴らしいと思います
株主還元
アサンテは上場以来増配を続けています。2021年3月期こそコロナの影響を受けましたが、それでも減配せず配当を維持しています
今期は当初過去最高益予想を出し2円増配をしました。その後業績の下方修正を出しましたが、配当金は変わらず62円を出してくれます。配当性向は70%弱とかなり高めになっていますが、コロナウイルスの影響を受けた事による一過性のものと認識しています
株主還元政策については「株主への利益還元を最優先に考え、安定的な配当の維持を基本方針としております」とあり、今後も減配しない銘柄であると考えます
また、年に2回株主優待を実施しています。通年で1000円分のギフトカード×2枚分もらうことができます
出典:アサンテHP
配当+優待を含めた総合利回りは5.4%となります
(3/4終値1517円で計算)
実質累進配当銘柄であり、優待も旨味があります。2021年には自社株買いも実施しています。株主還元に積極的な企業であると考えています
まとめ
アサンテは小型株である為、機関投資家が買わず株価が下がり続けています
コロナウイルスの影響を受けて業績は伸び悩んでいますが、その中でも営業利益率は10%あり、財務も鉄壁、今後の成長の余地も残しているうえ、時代にも合致した堅実な事業を展開しています
安心して100株保有できる銘柄であり、この先も株価が下がるようであればネオモバイル証券で一株投資を行っていきたいと考えています
今後も不定期でブログ更新していきます
ツイッターもよろしくお願いします