5/11の決算発表で持ち株のオリックスが株主優待の廃止を発表しました
今回はオリックスの決算と持ち株の優待銘柄について振り返っていきたいと思います
オリックスの優待が廃止
5/11に行われたオリックスの本決算にて、2010年から開始されていた優待カード及び2015年からのふるさと優待カタログが廃止になることが決定されました
(出典:株主優待制度の廃止に関するお知らせ)
優待廃止の理由は『株主の皆様への公平な利益還元のあり方という観点から~中略~今後は配当等による利益還元に集約する』とのことでした
株主優待制度は最低単元数からもらえることができ、オリックスの場合は株数に応じて優待がグレードアップすることもない為、株数が多い人ほど還元率が悪くなるということです
廃止時期は2024年を最後とするとのことです。3年以上の保有で優待がグレードアップするので、なるべく株主に最後まで優待を楽しんでもらいたいというオリックスの気持ちが表れているように感じました
個人的にはカタログギフトよりも株主カードの廃止が残念です。オリックスレンタカーをよく利用するので助かっていました
配当は増配│実質累進配当を明記
優待廃止の発表とともに、増配も発表しています。1株あたり85.6円となり、前期比7.6円の増配です
オリックスはコロナショックで業績が下がった2020年度に『配当性向を50%に引き上げ、配当性向50%or76円の高い方を出します』と発表し、結局2円増配し78円を出してくれました
2021年度も同じように『配当性向33%or78円の高い方を出します』と発表し、7.6円の増配となっています。
そして2022年度も『配当性向33%or85.6円の高い方を出します』と発表しています
実質的に「減配はしない」と明言しています
(出典:2022年3月期の剰余金配当および2023年3月期の配当予想について)
また、併せて自社株買いも発表しています。今後も株主優待の廃止によるコスト削減を増配&自社株買いで株主に利益還元をしてくれると期待していますし、この流れが続くのであれば長期保有で全く問題ないと考えています
そもそもオリックスは50年以上黒字を継続している超優良企業という認識です。事業も多角化しているためリスク分散も行えており、株主還元にも積極的です
私はコロナショックで株価が大きく下落した時に買い続け、236株保有しています
機会があればどんどん買い増ししていきたいと考えている永久保有候補の銘柄ですね
持ち株の優待が廃止になったらと考えてみる
私は高配当株投資をしているので、とにかく配当金の最大化を目標に投資をしています
その一方で株主優待も銘柄選択の一助となると考えます
基本的には優待が無くなったとしても持ち続けていいと思える銘柄を保有しようと心がけています。株主優待のある保有株は以下の通り
・JT
・KDDI
・NTT
・みずほリース
・稲畑産業
・JR九州
・アサンテ
・九州リースサービス
・スクロール
オリックスとJTは優待廃止を発表しましたが、今後も保有し続けますし買い増してもいいと思ってます
NTT、KDDIも超優良高配当株ですし優待廃止でも問題ありません。みずほリースはクオカード4000円分が無くなるのは寂しいですが、連続増配銘柄であり売却することは無いでしょう。稲畑産業も長期保有でクオカード5000円分がもらえるので廃止となると残念ですが1株も売るつもりはありません。JR九州の優待はもともと生活範囲外で使いづらいので特に影響はないですね
アサンテは2000円分の金券が無くなるのはやや痛い気もしますがホールドし続けます
ティーガイアはクオカードありきで投資したところもありますので廃止になったら売却候補に入るかもしれません。前提として株式会社クオカードを子会社化しているティーガイアは廃止にならないだろうと考えています
九州リースサービスは優待が廃止になったらおそらく保有する理由はなくなるでしょう。購入したことに後悔はしていませんが、少し自分のスタンスからずれた投資となってしまったなぁと感じているところです
スクロールは優待廃止など関係なく現在すでに売却タイミングを図っているところです
こうしてみると最近は優待ありきで投資した銘柄が増えたように感じました。少し自分の投資スタイルとのズレがあるかもしれません
今一度、配当金の最大化を目的とする投資スタイルを意識していきたいと思います
今後も不定期でブログ更新していきます
Twitterもよろしくお願いします