持ち株の決算は出揃ったわけではありませんが、現時点での配当金の増減と高配当株投資について思うことについてまとめていきたいと思います
持ち株配当金の推移
日経平均は軟調に推移していますが、高配当株は業績も堅調で非常に多くの銘柄が増配を発表しています
決算を受けた持ち株の配当金推移は以下の通りです
※配当維持の銘柄は掲載していません
持ち株のうち決算発表が行われたのが25銘柄、そのうち約半数の13銘柄が増配、2銘柄が減配を発表しました
減配した銘柄のうち、スクロールは今後の決算で業績見通しが立つたびに増配を繰り返すことが予想できるのですが、エフティグループは過去に減配したことは無く、8期連続増配をしたこともある銘柄でした。減配をしないという認識だったので、シナリオが崩れた形です
とはいえ、多くの銘柄が増配を発表し、年間の受取配当金は特に何もせずとも1万円増加したということになります。これまでも保有しているだけで勝手に配当金が増えていくということを体験して来ましたが、今回も同様でした。おそらくこれからもそうなるでしょう
5/20に東京海上HDが持ち株最後の決算発表を控えています。ここはほぼ間違いなく増配すると考えています
高配当株投資について思うこと
私は基本的に株を購入したら売らない方針で投資をしています。今回減配発表したエフティグループに関しても売却しない方針です
高配当株投資は非常に地道な資産形成だと常々思います。100株保有している銘柄が1円増配しても年間で増える配当金額は100円です。こんな金額はトレードですぐに得られる金額でしょう
最速でお金持ちを目指すマネーゲームをするのであれば高配当株投資をすることはありません。レバレッジをかけまくって短期売買を繰り返すか仮想通貨に手を出すと思います
高配当株投資は、配当金の最大化を目指して行く投資手法です。その為には少しでも支出を減らし、一円でも多く入金し、一株でも多く株数を増やし、企業の成長の恩恵を受けながら時間をかけて資産を増やしていくなんとも泥臭い地道な投資方法です
ですが、株主還元に積極的な企業の株をコツコツと買い集め、年間配当金額が増えていくことで着実に資産形成が行えていると実感することが出来ます。株価の上下に一喜一憂する必要も、含み損を気にする必要もありません
今回の決算でも感じたのですが、日本株にも株主還元に積極的な企業が非常に多い印象です。多少業績が芳しくなくとも減配しませんし、連続増配企業もざらにあります。更に人気が無く割安でもあります
窪田真之著「高配当投資術」では、日本株について以下のように書かれています
日本人が優れていると思うのは、世界中のあらゆるところで、日本の自動車が走り、日本のロボットが使われ、日本の技術が活躍していても、簡単に「おごり高ぶらない」ところです。世界に誇る技術や企業がたくさんあっても、「日本はこのままではダメになる」と危機感を持ち続け、努力を続けています。─中略─私のように「日本はすばらしい」という人ばかりになった瞬間、日本の成長は止まります。しかし今は、そうなっていません
窪田真之著「高配当投資術」
日本株にも世界を代表するグローバル企業は多く存在し、株主還元に旺盛な企業も沢山あります。そんな企業にお金をたくし長期的に配当金を貰い続けることは、個人が売買で資金を増やすよりも確実性が高く、再現性の高い投資手法ではないでしょうか
毎年5%増配した場合の配当金額の推移
仮に1000万円の高配当PFを作ったとします。利回りが5%だと年間の配当金額は50万円になります
配当金を再投資せず、新規入金もしない状況で、このPFが毎年5%の増配を続けたら配当金額はどのように増加していくでしょうか
1年目は52万5000円
2年目は55万1250円
3年目は57万8813円
10年目になると81万4447円
20年目には132万6649円と増加していき、37年目には300万円を超過します
実際には増配率が5%を切ることもあるでしょうしマイナスになることも考えられるでしょう。ですが上記の想定に加え配当金を再投資し、追加入金も行うことでカバーすることも出来ます
私自身、5年後に3000万円の資産を持っているということはできていないかもしれません。ですが、10年後なら可能性は十分あると思っています。状況次第では15年後に5000万円の可能性もあるとすら考えています。介護士で給料も高くない、パートの妻と子供が二人、そんな私でもです。それだけ増配の威力は大きいと考えています
これからも倹約に励み、1株でも株数を増やし配当金を増やしていく。この愚直な積み重ねを続けて資産形成に励んでいきます
今後も不定期でブログを更新していきます
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