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年収400万の介護士でも資産形成できると信じて投資に励んでいます

下落相場における投資の考え方と11の主力銘柄について│分散の銘柄数と必要性


日経平均は8月に29000円台を付けましたが、9月30日の終値では26000円を割れました。まだまだ下落する余地はあると思います。含み益が減る、含み損が拡大するというのは少なからず気持ちの動揺はあります

 

今回は下落相場における私の考えと主力銘柄と分散投資についてまとめていきたいと思います

 

退場すれば必ず後悔する

ここ数日、株価が大きく動いたことに不安を抱いている方もいるかもしれません。Twitterでも不安の声が多く聞かれているように見受けられます

 

日々資産が目減りしていく相場はストレスでしょうし、これ以上減っていくことや損失が拡大していくことに対して我慢できず手放したくなる気持ちもあると思います

これ以上の損失を回避したい、株式投資を辞めたいといった考えになるかもしれません

 

ですが、ここで狼狽売りしたり退場すれば必ず後悔します。先人たちがそのことを様々なメディアで発信してくれています。暴落はいつか来ると喚起しています。そして、株式というアセットクラスは他のどの資産よりも成績が良いことは歴史が証明しており、様々な暴落を乗り越えて今日に至っています

 

投資の世界で一番大切なことは生き残る事、続ける事です

 

やる事はさほど変わらない

私は下落していく日々の中でも、取るべき行動はそれほど変わらないと思っています。永続する企業を自分の納得できる株価で買い、長期で保有して企業の成長と株主還元の恩恵を受け、複利の力を享受する

 

短期の株価の変動に惑わされず、十分に分散投資し、10年後、20年後に向けてコツコツと積み上げる。明日の株価を気にしても仕方ない事。日頃からキャッシュコントロールし下落にそなえ、リスク許容度を超えない範囲で投資を続けていくことが大事だと考えます

 

そもそも長期投資を志すのであれば、株価の下落は安く買える機会であり、悲観する必要はありません。普段の買い物は特売に喜ぶ一方で、投資になると不安になるのはおかしな話です

 

底なんてわからない

今は一株から投資ができる環境があります。下落したら一株買う。ちょっとずつ、こまめに落ちるナイフを触っていきます。株価の底を待つという考え方がありますが、私には株価の底がどこだかわかりません。というか、わかる人っているのでしょうか

 

2020年のコロナショックでは、多くのメディアで「二番底が来る」と言われていました。結局は二番底なんてなく、待機していた人たちは機会を逸してしまいました

 

繰り返しになりますが、私は底が分からないので狙いません。これからもコツコツと買っていきます

 

ハワードマークス著、“投資で一番大切な20の教え”という有名な書籍があります。世界一の投資家、ウォーレンバフェットが「近年稀に見る、実益のある本」と大絶賛したこの書籍の第11章ラストにはこう書かれています

 

一つ確信を持って言えるのは、ナイフが床に落ち、混乱がおさまり、不透明感が消えるころには、超お買い得品はまったく残っていないということだ。~中略~。逆張り投資家として、願わくば用心深さとスキルを携えて落下するナイフを掴みにいくのが我々の仕事だ。だからこそ、本質的価値という概念が非常に重要な意味を持つ。本質的価値に対する考えを維持し、周りがみな売っているときに買うことができれば、それこそが最も少ないリスクで最も高い利益をあげる方法なのである

 

下落相場の渦中にいると、おそらく冷静な対応ができないと思います。「あの人が買ってるから私も買おう」といった具合に他人の意見に振り回されかねません

 

今は情報に溢れています。「今が買い時」と言っている方もいれば、「まだ早い」と言っている方もいます。結局、株価がどうなるかなんて誰にもわかりません。だからこれまで通り自分の投資を愚直に続けていきます

 

投資の目的を今一度確認する

何を目的として投資をするのか、それを今一度再確認してみます

 

あらためて、私の投資の目的は配当金の最大化です。資産が目減りしても、年間配当金は簡単には減りません。一株でも積み上げていけば確実に増えていきます。安く買えるなら株数を増やしやすくてなおいいです

 

保有に至った銘柄は軽々に売りません。なぜなら配当が欲しいから。不労所得を増やしたいから。売ったら配当はもらえません。企業の成長や株主還元の強化の恩恵をあずかる事もできません

 

一株でも買えば数十円でも年間配当金が増加します。配当金が増えていくのを確認するたびに前に進んでいる実感がわきます。そうやって私は、この下落相場を楽しんでいこうと思います

 

分散投資について

そうは言っても、やはり資産が目減りしていく相場は精神衛生上よろしくありません。やはり元本を守るということは重要であり、そのために分散投資は必要だと思います

 

現在の保有銘柄は一株優待銘柄を除き33銘柄。これに対し「多すぎる」と思う方も少なくないかもしれません。ですが私は長期的に50~80銘柄分散投資したいと思っています

 

主力銘柄にある程度の資金を入れつつ、幅広く分散し、一つの銘柄が下落した際の影響を緩和する。セクターもしっかり分散し、景気循環のサイクルの中で元本を守れるPFを構築する。大型企業だけでなく優良な中小型株も組み込む

 

そもそも、S&P500は500社、日経平均は225社で構成されています。いち個人のオリジナルPFが10や20でいいとは思えないのです

 

高配当PFとしてまとまったインカムを得つつ、累進配当銘柄やディフェンシブ銘柄、株主優待銘柄も織り交ぜて楽しく続けられるPFが出来たらいいなと考えています

 

今は一株投資できる環境が整い、資金を少額分散することができます。PF構築の自由度も高くなっています。冷静に自分の頭で考え、理想のオリジナル高配当ETFを作っていければいいと思います

 

11の主力銘柄について

分散投資は重要でありながらも、前述のとおり主力にしたい銘柄には資金をある程度入れたいと考えています。私は高配当株投資を始めて一年ほどたった2021年に、PFのコアとなる銘柄を意識するようになりました

 

具体的に、三菱商事三井物産伊藤忠商事KDDI、NTT、東京海上MUFGSMFGオリックスを主力銘柄とするという事を考えていました

 

現在は上記の9銘柄に加えてJT積水ハウスも主力として株数を積み上げたいと思っています。JTを除いた10銘柄はいずれも累進配当を公言していたり、連続増配や減配をしない実質的な累進配当銘柄です。株数をコツコツと積み上げて長期保有すれば年間の配当金は自然と右肩上がりになる事は想像に難くありません

 

JTも2021年に減配はしたものの、参入障壁が高くて財務も強く、営業利益率20%越えの企業で利回り6.5%の高配当株です。利回り7%を下回ったら積極的に買い増したいです

 

また、業界首位級の銘柄群であり、時価総額1兆円を超える大企業です。株主還元にも旺盛で、景気後退局面でも株主還元を行ってくれる事、事業環境の変化にも対応していけると考えています

 

年初時点では三井物産伊藤忠商事保有していなかったのですが、三井物産は7月に主にサハリン2のロシア固有化による下落を拾って単元に、伊藤忠商事は昨日の投稿した記事の通り最近ようやく単元保有に至ることができました

 

ちなみに11の主力銘柄についての保有状況や構成比はこんな感じです

現在は積水ハウスの株数が36株と乏しいので購入に対して意識していますが、それ以外も折をみて買いつけていきたいと思います

 

最後に

最近、Twitter上でも「不安ですが何とか頑張ります」といった言葉が私のコメント欄にも複数寄せられています。

 

ここまで読んでいただいた方の中には、今の相場に不安を覚える方も少なからずいらっしゃるかもしれませんが、そんな方のお役に立てたらと思いこれを書きました

 

多分まだ下落すると思います。もしかしたら暴落に発展するかもしれません。ですが、長期的な資産形成を目指して、一緒に今を乗り越えていきましょう

 

 

今後も不定期でブログ更新していきます

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