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オリックスを100株追加投資と住友倉庫の新中期経営計画について【配当下限・DOE採用】

3/29の権利付き最終日にオリックスを100株購入しました。また、3/30に住友倉庫が新中期経営計画を発表しました。今回はそれらについてまとめていきたいと思います

 

オリックスを100株購入

権利付き最終日にジュニアNISA口座でオリックスを100株購入し、自身の口座と合わせて336株保有となりました。現在の私のPF状況ですと主力級になります

 

権利付き最終日を通過すると配当や優待の権利を手に入れることができます。オリックスは2024年を最後に優待廃止となりますので、今回を含めてあと2回優待を貰うことができます

 

優待はカタログギフトで、豪華ということで人気があります。私も昨年頂いた洗濯洗剤がいまだに使いきれていません。家族が増え洗濯回数も増えたにも関わらず、一年間洗剤を購入しなくて済んだことにはありがたさを感じます。優待も馬鹿にできませんね

 

権利付き最終日は基本的に配当・優待取りで株価が上昇し、翌日の権利落ち日で配当分株価が下落すると言われています。また、配当には税金がかかりますので、権利付き最終日の高値で購入するとトータルでは損することが多いのかなと考えます

 

とはいえ、2022年9月末の権利付き最終日からの権利落ちは株価が上昇した銘柄が多く、一概には言えません

 

私自身、オリックスはジュニアNISAで購入したいと思いながらなかなか手が出せずにいました。悩んだまま権利付き最終日を迎えましたが、前場時点では株価はほぼ横ばいで、利回りが3.95%は十分と判断して思い切って購入しました。後場になり株価が上昇したのでほっとしたところです

 

ジュニアNISAで購入した為、配当金に税金はかかりません。仮に権利落ち日に配当分株価が下落したとしても非課税の配当+優待でトータルプラスだろうという判断、そして長期的に保有することになんら不安の無い企業であることは確信している為、取得に対して納得しています

 

ちなみに、権利落ち日となる3/30の株価は前日比-44円でした。期末配当は42円80銭なので、ほぼ配当分の下落でしたね

 

オリックスについて

さて、オリックスですが、前述のとおり2024年3月をもって優待廃止となります。3/16に公表されている個人投資家説明会プレゼンテーション資料には“配当等による利益還元に集約する”という文言が書かれています。株主優待の廃止は海外投資家の圧力が大きかったと推察しますが、2024年まで優待を継続する事も株主を意識しての配慮であり、文言にも配当による還元の意識を感じます

(出典:プレゼンテーション資料)

 

株主還元政策は累進配当で、今期は前年度の85.6円か配当性向33%の高い方としています。コロナのきつかった21.3月期は配当性向を50%まで引き上げ、76円と高い方を出すという方針にし、結果的に2円の増配をしたことは記憶に強烈に残っています。それ以降も前期の配当or配当性向33%の高い方という方針を示しています

(出典:同上)

 

資料には25.3月期の利益予想について4400億円の見込みとしています。これは19.3月期の最高益を上回る過去最高予想です。もしこの数字が達成されるのであれば大増配も期待できるかなといったところです

 

(出典:同上)

 

私は2020年3月に株式投資を始めた時、一番最初に買った株がオリックスでした。個人的に思い入れのある銘柄でもあります。これは余計な感情であり、投資判断を妨げるものだとは理解していますが、自分の好きな企業に投資するのも株式投資の醍醐味の一つだと考えます

 

株主優待が廃止になるのは残念ですが、今後も持続的に増配を行い株主還元してくれると信じれる企業です。また、低PBRの改善に向けて株主還元方針の変更もあるかもしれません。最近は事業投資を積極的に行っており、不景気には株価が大きく下がりますが、そういった時には積極的に買い増していこうと考えています

 

住友倉庫の新中期経営計画について

3/30に住友倉庫が第5次となる新中期経営計画を発表しました。2023~2025年度の方針です。内容はざっくり以下の通り

 

①コア事業である物流事業と不動産事業に経営資源を集中

②2025年に営業利益180億円を目標

③ROE7%を目標

④100円を下限とする配当、DOE3.5~4%を目安

⑤DXの推進

 

参照:住友倉【9303】2023年03月30日 開示情報 - 住友倉庫グループ 第五次中期経営計画策定のお知らせ

 

海運事業の売却により営業利益やROEは下がる事を見越しての内容であり、それほど難しい数字ではないかと思います。注目すべきは④配当下限とDOEの採用ですね

 

住友倉庫はもとも配当性向35%程度を目安としていましたが、第4次中期経営計画では配当性向を定めず増配を目指すとしていました。この間に海運事業が爆益を出し、大増配していました

 

一過性の利益ということもあり、Twitterでは次期配当について不安視する声も多く見受けられたように思います。ある方が住友倉庫について、「利回りにつられたインフルエンサーに影響されないようにしてください」というツイートをしていました。当時住友倉庫について好意的に発信していたので、「もしかして私のことか?」と思ったりもしましたね。ちょっと傷つきました

 

四季報でも次期配当について減配を予想していました。その時の考えをブログでまとめていたので、良かったら読んでください

 

【関連記事】

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記事でも書いていますが、“充実した株主還元を継続することを堅持する”という考えを資料にも書いており、22期連続非減配の累進配当企業です。個人的に好きな企業でもあり、減配は無いだろうと踏んでいました。その通りになってくれてよかったです

 

今後は海運事業の利益剥落により配当性向が高まることが予想されますが、DOEを採用したことで配当性向は重視せずに安定した配当を出そうとする企業の意識が見て取れます

 

また、⑤DXの推進についてですが、物流業界は2024年問題と呼ばれる法改正があり、トラックドライバーの時間外労働時間が年間1176時間⇒960時間に規制されます。これは社会的にはいい事でしょうが、利益率の低下は免れないでしょう。そこを補うためのDX推進は欠かせないと思います。頑張って欲しいところです

 

住友倉庫は株価が2000円を下回っていた時期もありましたが、最近は2100円台を推移しています。また2000円を割ったら躊躇なく買っていこうと思います

 

 

今後も定期的にブログ更新していきます

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