誰にでもイライラしたり、怒りの感情がこみあげてくることがあると思います
そしてイライラが酷くなると、不機嫌になり人や物に八つ当たりしてしまったり、ストレスをためて苦しくなったことは、誰しも経験があるのではないでしょうか
私は介護士として仕事をしている中で、ストレスで身体を壊した経験からアンガーマネジメントを勉強し、実践しています
実際に身体を壊しているときに書いた記事がこちらです↓
今回はイライラしたときにとっさにできる、物を観察することのメリットを紹介したいと思います
イライラすると、何も手に付かなくなる
イライラした感情にとらわれ、何も手につかなくなることがあります
原因を忘れようとすればするほど、頭から離れず余計にイライラしてしまう
こんな状態になると、目の前のことに集中できないどころか、普段なら気にならないようなことまで気になりだし、ますます不機嫌になってしまいます
例えば会議の時に頑張って作った資料を雑に扱われ、会議中ずっとそのことが気になってイライラしたとします
「なんでそんなに雑に扱うの?」
「どうしてお礼の一言もないの?」
「あんなに苦労したのに・・・」
こんな気持ちでいると、普段なら気にならないようなテーブルの汚れにまで目につき、「会議前に掃除しておくのは当たり前だろ」とイライラが一層募ります
結果、会議の内容は頭に入ってこず、場合によっては評価につながることもあるでしょう
物を観察するとイライラから離れられる
このようにイライラした気持ちにとらわれた際は、目の前にあるものを観察することが効果的
会議中であればスマホ、ペン、資料など、形があればなんでもいいです
人はものを観察していると、余計なことを考えなくなります
例えば目の前にスマホがあるとします
どんな形ですか?
色は何色ですか?
ボタンはどこにありますか?
カメラの形は?
傷は何本?
などなど
このようにものをじっち観察し始めると、ほかのことを考える頭のスペースが無くなっていき、ものだけに集中できるようになります
直前までのイライラから自然と離れることができます
ポイントは形があるものに意識を集中させること
意識を集中させる方法は、瞑想や座禅など、いろいろあります
ですが、いきなり取り組むには少しハードルが高いです
目をつぶったり、空間をぼーっと眺めながら意識を集中させていくのは、慣れていないととても難しいです
それよりも、形のあるものに意識を向けて集中する方が圧倒的に簡単です
特別なテクニックもいらず、誰でもすぐにできます
イライラしているときは、形のあるものをじっと観察し、気持ちを落ち着かせるようにしましょう