私は介護士として仕事をしていますが、仕事中にイラっとすることは多くあります
特に利用者や家族からの訴えに対しては言い返すことも難しいですし、ぐっと我慢する場面も少なくありません
私に限らず、仕事中にイライラしてしまう方も多くいると思います
そんな時、表情が険しくなっていませんか?
実は意識して笑顔を作る事でイライラを無くすことが出来るんです
今回は心が穏やかになる習慣についてまとめていきたいと思います
笑顔を作ればイライラが無くなる
人は誰でも、嬉しいことがあると笑顔になり、腹立たしいことがあると目元が吊り上がって険しい表情になります
人間の行動は感情に従っているものですが、逆に行動が感情を動かすことができるということがわかてきました
心理学用語で「表情フィードバック」と呼ばれる仮説で、例えば怒ったふりをしていると本当にイライラしたり、楽しくないときでも笑顔を作ることで明るい気分になったりすることがあります
気持ちよりも先に表情を動かすことで、気分も連動して変わっていくのです
意識して口角を上げてみる
「表情フィードバック」にならい、イライラした時は無理にでも笑顔を作ってみましょう
怒りを感じると口元がへの字になりますが、意識して口角を上げます
すると表情筋が緩むことで脳が「今明るいことを考えた」と信号を出し、怒りの感情がすっと引いて冷静になることができるのです
しばらく笑顔を続けていると、怒りが静まるだけでなく、ポジティブで寛容な気持ちになってきます
心が穏やかになる習慣を身につける
表情だけでなく、所作や言葉遣いなどを整えていくと、穏やかな心を保つことができるようになります
「表情フィードバック」を利用した習慣を取り入れることで心が穏やかになり、無駄な怒りに振り回されることがなくなります
次のような習慣を取り入れてみてください
・穏やかな表情
笑顔を作ることでポジティブな気持ちになるように、普段から穏やかな表情を心掛けていると、気持ちも穏やかになります
・深呼吸
呼吸が浅いと不安や焦りを感じやすくなり、怒りっぽくなります
ゆっくりと息を吐いて、ゆっくりと吸う深呼吸の習慣を身につけましょう
肺の中の空気を出し切ることがポイントです
・立ち居振る舞い
普段からの振る舞いや所作を丁寧にすることで、心を整える効果があります
・言葉遣い
普段から丁寧な言葉を使う習慣をつけましょう
利用者や上司に対しては勿論ですが、同僚や部下に対しても同様です
発する言葉も、心とつながっているのです
最後に:常に穏やかでいることが大切
介護士であれば利用者やご家族から無茶な要望や言いがかりに近いクレームを貰うこともあります
そんな時に一番やってはいけないのが反射的に怒ってしまうこと
これをしてしまうと、相手の怒りがさらに膨れ上がり、取り返しのつかなことになってしまうこともあります
常に冷静でいられるよう、日ごろから心が穏やかになる習慣を身につけていくことが大切です