仕事をしている中で、周囲の目や他人の評価を気にしてしまう人は多くいると思います
私は特別養護老人ホームで介護職をしていますが、時には入居者様に嫌われたり、「嘘つき」とレッテルを貼られることがあります
介護職は時に入居者様に対して憎まれ役にならなければならないことがあります
しかし、自分の価値観を明確にしておけば、それが怒りの感情に繋がることを阻止します
今回は他人の評価に振り回されないことと、自分の価値観を大切にする事についてまとめていきたいと思います
誰しもが他人の目や評価を気にする
誰もが他人の視線や評価は気になります
そして、他人に嫌われたくないという気持ちを持っています
介護職は職場で上司や部下に認められたい、好かれたいと思っているだけでなく、入居者様やその家族の評価も気になります
しかし、気にしすぎてはいけません
他人の目線や評価を必要以上に気にすることは、イライラの原因になります
また、他人の評価を気にしすぎる人は、落ち込みやすいという傾向が見られるのです
他人の評価が正しいとは限らない
人の評価に振り回されてしまうのには理由があります
自分の価値観が確立されていないからです
「これが正しい」とぶれないものが自分の中にあれば、人から何を言われても気にならなくなります
自分の言動に自信を持てるようになると、他人の視線や評価から自由になることができます
自分は正しいと思えるなら気にしない
私は業務中、体調が良くない入居者様に、「本日のレクは中止です、すいません」と嘘をついたことがあります
体調が良くないことを伝えても、本人が納得されなかったためについた、咄嗟の嘘でした
しかし、別の職員がその入居者様にレクのお誘いをしたことで、私が嘘をついたことが入居者様にばれてしまいました
それでも私は、「レクに参加することで体調が悪化してしまったり、他の方に移すリスクを回避することができた。自分は介護職員として正しいことをした」と自信を持って言えます
なので、入居者様には嫌な思いをさせてしまいましたが、自分が気にして落ち込むことはなく、入居者様に対しては別の部分でリカバリーができたと思います
このように、自分の価値観を確立していれば、他人の評価に振り回されることは無くなります
気にしない練習をする
そうはいっても、多くの人は他人の評価が気になってしまうものです
他人に振り回されてイライラしている自分に気が付いたら、「気にしない練習」をしてみましょう
例えばモノを買うときやお店や宿を予約するときにネットの口コミやレビューを参考にしていませんか
ネットの口コミやレビューは、他人の価値観によって評価されたもの
そういった評価を確認することは辞め、自分の感覚や経験だけで判断してみましょう
失敗することもあるかもしれませんが、自分の価値観を大切にすることが、自分なりの評価基準を持つための練習になります
自分の選択が一番良いものだと思えるようになれば、他人の評価に振り回されなくなります