周囲に怒りっぽい人、何を言い出すか分からないような人はいませんか?
理不尽に怒られたり、突然怒鳴られたり、関係もないイライラをぶつけられると、とてつもないストレスを感じます
そして嫌な気分になったり委縮してしまったり、しまいには自分を責め始めてしまい、過去の失敗まで持ち出して自分を追い込んでしまうこともあります
私も介護士として仕事をする中で、身に覚えのないことで入居者様やご家族、同僚に怒られ、精神的に参ってしまったこともあります
このように相手の怒りに飲まれてしまうと、大きなダメージを心に負ってしまいます
そうならない為に、今回は自分を守る方法ついてまとめていきたいと思います
- お腹に力を入れ、目の前に頑丈な壁をイメージする
- 怒っている人は事実と思い込みがぐちゃぐちゃになっている
- 怒られやすい人の特徴
- 「のれんに腕押し」タイプの人は不要な怒りをもらわない
- 怒ることで相手がどんな反応を求めているか考える
- 最後に:怒りをそのまま受け入れない
お腹に力を入れ、目の前に頑丈な壁をイメージする
怒られると胃が痛くなることがありますが、これは怒られることで気持ちだけでなく、体まで負けてしまっている状態です
なので怒られたらまずお腹に力を入れ、その場に踏ん張ります
怒られていることに体が負けないよう、お腹に力をこめます
そして、自分の目の前に頑丈な壁があることを想像してください
怒っている人は口から火を吐いてますが、自分の作った壁に跳ね返されていることをイメージするのです
これができるようになると、相手の怒りに無防備にさらされていた時よりも落ち着いてその場にいられるようになります
怒っている人は事実と思い込みがぐちゃぐちゃになっている
自分の体を守ることができたら、相手が二つのことを言っていることに気づくようにしましょう
事実と思い込みです
人は怒る時、事実と思い込みがぐちゃぐちゃになっているのです
例えば、あなたが書類の不備に気づかず、上司から「お前が気づかなかったせいで、取引先から信頼を失ったんだ」と怒られたとします
この時、
「書類の不備に気づかなかった」という事実と
「取引先からの信頼を失った」という思い込みの二つが混ざっています
書類の不備に気づかなかったのは明らかな事実なので、素直に非を認めた方がいいです
一方で、取引先からの信頼を失ったかどうかは上司の思い込みで、真偽は不明です
つまり、上司の思い込みまで反応して自分を責める必要は全くありません
このように事実と思い込みを分けて聞けるようになれば、相手の怒りに飲まれてしまうことがなくなります
それでも気持ちがもやもやする場合はその場を一旦離れるなどして気持ちを落ち着けましょう
怒られやすい人の特徴
ところで、世の中には怒られやすい人とそうでない人がいます
怒られやすい人の特徴は、「怒っている人の期待通りの反応をする人」です
怒鳴られてビクビクしたり、悪くなくても謝るなど、相手の怒りに翻弄されやすいと、怒る人の恰好の標的にされます
人は自分の思いや考えを理解してほしくて怒ります
怒りっぽい人は、自分の思い通りに反応してくれれば自分が理解されたと感じ、満足します
「のれんに腕押し」タイプの人は不要な怒りをもらわない
いくら怒っても、自分が期待しているような反応をしない人もいます
自分が期待しているような反応をしない為、怒ってもつまらないと感じ、そのうちに怒りたいとも思わなくなります
職場で後輩に怒っても、気のない返事しか返ってこなかったら、もう言っても無駄だと感じ、怒る気を無くしてしまいます
このように反応が薄い人は怒りの標的にされにくいのです
怒ることで相手がどんな反応を求めているか考える
怒る人の思いのままに反応していると、相手は「怒ることで理解してもらえる」と勘違いし、満足します。そして、怒られる関係性ができてしまいます
すると全く関係がない怒りまでぶつけられてしまうなど、余分なトラブルにも巻き込まれてしまいます
このような事態を防ぐためには、怒ることで相手がどんな反応を求めているのかを考えてみましょう
そして、そのような反応をしないようにすれば、怒りがないと相手に感じさせ、標的から外れることができます
相手をよく観察し、怒りに巻き込まれない自分になってください
最後に:怒りをそのまま受け入れない
怒ることも怒られることも、全てが悪いわけではありません
自分のためを思って怒ってくれる人には感謝することだってあります
ですが、不必要に怒り散らしている人は厄介です
そういう人がそばにいると、周りの人にも悪影響を及ぼしてしまいます
そういう人とはできるだけ付き合わないのが一番ですが、そうもいっていられない状況だってあります
自分を守るために、身を守る方法を実践してみてください
そして怒りに振り回されない生活を送れればと思います