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組織や人間関係の問題は解決志向で考える│問題解決への二つの志向と、怒りの感情をコントロールする方法【介護職のアンガーマネジメント】

介護職の方の多くは交代制のシフトに沿って仕事をこなしていると思います

そんな中、こんな経験はありませんか?

 

「あの人はいつもシフトを変わって欲しいと言ってくる」

「先輩だから断れない」

 

私は新人時代、先輩の度重なるシフト変更への要求にストレスが溜まってしまったことがありました

 

夜勤明けであったり、希望休をつぶしてしまったこともあり、仕事へのモチベーションを大きく下げていました

 

これはあくまで一例ですが、仕事をしていると人間関係で問題を抱えることが度々発生します

 

本日は、問題が起きた時に解決志向で考えることで未来をイメージすることについて、まとめていきたいと思います 

 

 

問題が起きたときの二つの手法、問題志向と解決指向

何か問題が起きた時に二つの考え方があります

「なんでこの問題が起きたのだろう」という考え方と、

 

「どうしたら解決できるだろ」という考え方です

 

二つは類似しているように見えますが、

「なんで」は原因を追究するときによく使う「問題志向」

 

「どうしたら」は原因よりも解決に焦点を当てる「解決指向」と呼ばれます

 

組織や人間関係のトラブルは解決志向で考える

 「問題志向」は何が悪かったのか問題を列挙し、その改善方法を考えます

 

過去のことを中心に考えることが特徴で、生産現場での事故や医療ミスなど、因果関係がはっきりしている問題にはこの手法が向いています

 

「解決志向」は「どうなりたいか」という未来の姿をイメージし、そのためには具体的にどう行動すればいいかを考える「未来志向」の手法です

 

組織や人間関係の問題は、この「解決志向」で考えます

 

なぜなら、因果関係が明確ではない上に、「誰が悪いのか」という犯人探しをすると、あえって問題がこじれるからです

 

怒りの感情コントロールも「解決志向」で考えた方がうまくいきます

 

「問題志向」では解決しない

冒頭で述べた私の例について、「問題志向」で考えてみます

 

度重なるシフト変更の要求に対して、原因究明で過去にこだわってしまうと、「なんで私ははっきり断れないんだろう」と、自分自身を責めてしまうことになります

 

結果、かえって怒りが増幅してしまいます

これではいつまで経っても解決策は見えてきません

 

過去を見るのではなく、これからの目標や理想を考えます

 

「なんで」ではなく「どうしたら」を使う

解決志向で切り換える為には、「なんで」ではなく、「どうしたら」を使います

「どうしたら」は未来へ導く言葉です

 

新人時代、先輩の頼みを全く断れなかった私は、「どうしたら」今後は断れるようになるのかを考えます

 

「今後一切先輩のシフトは変わりません」と言えるのが理想的ですが、当時の先輩との関係上難しいかもしれません

 

全ての頼みを断るのは無理でも、「いいですけど、来週の夜勤を変わってもらえませんか?」と交換条件を出すことは新人時代の私にもできたと思います

 

このように、「どうしたら」の言葉をうまく使い、解決志向で物事を考えしょう

 

最後に:介護の現場は問題志向と解決志向をうまく使う

介護の現場では、人間関係や組織の問題は解決志向を使っていきます

 

ですが、内容に応じては問題志向を使う必要もあります

例えば、職員が虐待をしたという問題が発生してしまったら、原因究明を行い再発防止に努めなければなりません

 

他にも入居者様が転倒してしまったら、「なんで」転倒してしまったのかを考え、環境の改善や対応方法を検討していく必要があります

 

問題志向と解決志向を上手に活用し、ストレスをため込まないように働けるようにしましょう

 

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