息子が生後9ヶ月になりました
2018年10月に誕生した息子も4月からは保育園生になり、日々集団生活を謳歌しております
本当に毎日楽しんでいる様子で、家に帰ってくると疲れてぐっすり眠ってます
ですが保育園に通い始めたことで、気になる事ができました
それは、これまで全く体調を崩さなかった息子が、保育園に通い始めてから体調を崩すようになったのです
気になって調べてみたところ、この症状は保育園症候群と呼ばれていることが分かりました
今回は息子の体調についてと保育園症候群についてまとめていきたいと思います
保育園症候群とは
沖縄県医師会によると、2歳未満の乳幼児が初めての集団生活である保育園に入ると、季節に関係なく感染症を繰り返し、鼻水や咳が長引きやすくなるそうです
2歳を過ぎた頃から体調を崩す頻度は少なくなり、インフルエンザや胃腸炎などの流行時期以外は休園することは少なくなっていくとのことです。
このような経過を「保育園症候群」や「保育園通い始め症候群」と呼びます
保育園症候群の原因は?
赤ちゃんが保育園に通い出すとなぜ体調を崩しやすくなるのでしょうか。
原因として以下のものが挙げられます
集団生活でウイルスに感染しやすい
子供にとって保育園は初めての集団生活の場となり、様々なウイルスが混在している環境でもあります
赤ちゃんは初めてウイルスに感染すると免疫が無いため、様々な症状が出てきてしまいます
ウイルスは何百種類もあるので、1回かかってしまっても入園当初は次々と体調を崩すことになってしまいます
新しい環境にストレスを感じている
人生で初めての集団生活で、見知らぬ大人や自分と同じくらいの赤ちゃんと一緒に生活を始めます
保育園のお勤めを終え、疲れ切った息子
新しい生活にまだ慣れない赤ちゃんはストレスが増えているので、免疫力が低下している状態です
親からはわからなくても、赤ちゃんには負荷がかかっているのです
乳幼児の体の構造にも要因が
乳幼児は副鼻腔と鼻腔が一体になっている構造をしているので、かぜを引くと鼻水が多く出ます
また、免疫の力も弱いため、完治するまでに時間を要します
鼻水は鼻の奥からのどに回るので、刺激になってしまい咳も増えてしまいます
また、のどの奥は耳や目とも細い管で繋がっているので、中耳炎や結膜炎といった病気を同時に発症することもあります
かぜに効く薬は無い
ウイルス感染症であるかぜに効く薬はなく、繰り返し病院へ行って薬を貰っても症状を緩和する薬しかありません
かぜを治すためには体の中に抗体ができてウイルスを排除することが必要で、免疫力が弱い赤ちゃんは抗体ができるまで時間がかかってしまいます
かといって病院にいかなくていいわけではなく、中耳炎や合併症を引き起こす可能性もある為、異変を感じたら受診することは大切ですね
我が家の息子も体調を崩すことが増えました
息子は保育園に入園する前まで熱を出したり鼻水が出るようなことはなく、いたって健康体でした
ですが保育園に入って1ヶ月もすると38度後半の高熱を出したり、鼻水が出続けるといったことが増えました
また、休日にお出かけをすると息子も疲れているのか、翌日に体調を崩すこともあります
と言っても、息子はまだ体調を崩さない方
同じクラスの子供の中には1週間以上休園したり、入院する子もいました
どこの子供でもかかってしまうもの、保育園症候群は避けられないのでしょうね
親である私たちの負担もあります
これまで自宅で付きっきりで息子を観ていたわけですが、入園すれば負担は軽減するだろうと思っていました
確かに全体を通してみれば軽減はしたのですが、保育園から呼び出されて職場を抜けて迎えに行ったり、朝一で病院に行くといったことが突然舞い込んできます
私の職場は理解がある方が多いので途中で仕事を抜けてしまっても快く送り出してくれるのですが、あまり迷惑をかけてもいられません
家族にかぜが蔓延することも
息子が保育園からウイルスを貰ってくると、それが家庭内に広がると言ったこともありました
息子と妻が38度台の高熱を出してしまい、私が仕事を休んで看病をする
その看病をしていた私が熱を出す
息子の看病をしながら体調を崩しているので治りも遅い
こんな悪循環が生まれていました
保育園症候群の子供の為にできること
保育園症候群は保育園に通う子供たちにとって避けられないもの
ではそんな子供の為に親が出来ることは何でしょうか
しっかりと休養を取る
平日週5日で登園しているのであれば、土日はしっかりと体を休めてあげることが大切
もし土日に予定が入っているのであれば、月曜日は保育園を休ませるなどして休息できる日を作ってあげることも必要ですね
帰りの車に乗るやいなや爆睡する息子
また、寝る時間は遅くならないように配慮して、一日10時間は最低でも睡眠をとるようにします
普段からよく観察する
集団生活をする上で感染症を絶対防ぐということは不可能です
そのため、日ごろから子供の様子をしっかりと観察していることが大切です
・朝食を食べない
・機嫌がよくない、元気がない
・嘔吐、下痢をした
・いつもとなんか違う
上記の他にも違和感を感じたら、保育園を休ませる検討をしてもいいです
無理な登園は身体だけでなく心にも負担をかけることもあるのです
早期の受診、家庭では鼻水の吸引を
早めに受診することでかぜによる辛い痛みや発熱に進行するのを防ぐことが出来ます
数日鼻水が続くようであれば受診させることが望ましいです
また、自宅では鼻水吸い機を使っています
だらだらと出続けていると呼吸がしずらく、子供の睡眠の質が悪くなったりストレスにもつながってしまいます
我が家で使用している鼻水吸い機はこちら
職場や周囲の理解を得る
これは親の立場からですが、仕事を休んだり抜けてしまうのは結構なストレスです
職場の方にも迷惑が掛かりますし、何かと気が引けてしまいます
私の職場も妻の職場も、子供のことに関してはとても理解がありますが、あらかじめ「何かあった時は帰らなきゃいけないことがあって、迷惑おかけします」と伝えています
どちらか一方に負担がかかってしまうのではなく、夫婦それぞれが職場への理解を持ってもらうことで双方の負担が軽減しますね
親は禁煙を!
子供の前で煙草を吸わないことはもちろん、衣服や呼気に含まれるニコチンの影響で乳幼児への健康の影響は30%も増加します
自分のことならまだしも、子供にまで影響を与えてしまうのであれば、禁煙できるのではないでしょうか
入園前にワクチンを接種する
保育園に入園する前に、肺炎球菌のワクチン接種を済ませておきましょう
肺炎や中耳炎の予防にもなります
また、ロタウイルスワクチンは任意接種ですが、胃腸炎にも有効なので行っておいた方がいいですね
保育園症候群は大体2歳未満まで
体調を何度も崩すうちに免疫がついてきて、2歳を過ぎたあたりからは頻度も少なくなります
保育園での生活にも慣れてくるので、休園することもインフルエンザなどの流行物に限られてきます
上司などに聞いても、だんだん身体が強くなって休まなくなったとのこと
まだ幼い息子が集団生活に慣れるためには大人よりも長い時間が必要です
そのことを大人である私たちは理解してあげなければいけませんね
私たちも今は大変ですが、「一時的なもの」と割り切っていきたいと思います