誰にでもイライラしたり、怒りの感情がこみあげてくることがあると思います
そしてイライラが酷くなると、不機嫌になり人や物に八つ当たりしてしまったり、ストレスをためて苦しくなったことは、誰しも経験があるのではないでしょうか
私は介護士として仕事をしている中で、ストレスで身体を壊した経験からアンガーマネジメントを勉強し、実践しています
実際に身体を壊しているときに書いた記事がこちらです↓
今回は自身の怒りのパターンを知る為にメモを取る事がオススメだということをまとめていきたいと思います
怒りを感じやすい傾向が分からない人が多い
私たちは日常的に喜んだり、悲しんだり、日々様々な感情を味わっています
それらはあまりにも多いため、意識しないとどんどん忘れていきます
そのため、自分がどんなことや状況で怒りを感じやすいのか、その傾向やパターンが分からないのです
実際に「最近イラっとしたことを教えてください」と聞くと、すぐに思い出せない人も多いのではないでしょか
私自身、日常的にストレスになる事は多くても、次の日になると忘れていることが多いです
メモを取る事で怒りを記録する
自身のイライラするパターンを知らないままでいると、同じようなことでイライラしたり、同じ失敗や後悔を繰り返してしまいます
このような状況を変えるための方法として、メモを取ることが効果的です
自分の怒りの傾向やパターンを知るために、イラっとしたらメモするようにします
メモする内容は以下の3つです
①いつ
②何が起こり、それに対してどうしたか
③怒りの強さのレベル
メモするときのコツ
メモをするときのコツは、「その場ですぐに書く」、「原因や解決策などを一切考えずに書く」の二つです
まず、すぐにメモを取る事で、怒りのピークである6秒を乗り越えることが出来ます
また、原因や解決策を考えず、ただ起こったことだけを書くことで、「どうしたら解決できるだろう」と考え込んでしまうことを防ぎます
結果、メモが止まる事を防ぐことが出来ます
自分の怒りのパターンを知る
メモが溜まってきたら、メモをもとに自分の怒りのパターンを探ります
①どういう状況で怒る事が多いか
②怒った時、どんな行動をとるのか
③自分の行動がどんな結果をもたらしているのか
①どういう状況で怒る事が多いか
時間、場所、出来事、怒る前にしていたこと、体調や心身の状態を振り返ります
これらに注目していると、パターンが見えてきます
「自分の予定が狂うとイライラしやすい」
「お礼を言ってもらえないとむかつく」
「時間に追われるのがストレスになっている」
他にも、特定の状況や人、されたことが怒るきっかけになっているかもしれません
②怒った時、どんな行動をとるのか
次に、怒った時に自分はどのような行動をとっているのかを確認してみましょう
「怒りをあらわにして言葉ではっきり伝えている」
「不機嫌な声や態度で間接的に怒りを露わにしている」
「何も言わず、黙ってやり過ごしている」
怒った時によくやる行動を書き出してみましょう
③自分の行動がどんな結果をもたらしているのか
最後に、その行動がどういう結果を、もたらしているかを考えます
「怒りをぶつけることでその時はスッキリしているけど、相手との関係が悪くなっている」
「黙って我慢することで、ストレスが溜まっている」
自分がした行動でどんな結果が出ていて、そのことにどのくらい満足しているか気づいたことを書いてみます
自分のパターンを知り、怒りを生む状況を改善する
これらの作業を通して、
「自分はどういうことに怒りやすいか」
「どう対処しているか」
「その結果がどうなっているのか」
これらが見えてきます
すると、次に同様のことが起きても、「これは自分のパターン」と気づくことができ、怒りの感情にのまれなくなります
そして怒りの原因を解決する方法を考えることができます
自分の怒りのパターンが分かれば、適切な解決法を見つけられます
それによって怒りを生む状況を改善できれば、日々のイライラを大幅に減らすことができるのです