誰にでもイライラしたり、怒りの感情がこみあげてくることがあると思います
そしてイライラが酷くなると、不機嫌になり人や物に八つ当たりしてしまったり、ストレスをためて苦しくなったことは、誰しも経験があるのではないでしょうか
私は介護士として仕事をしている中で、ストレスで身体を壊した経験からアンガーマネジメントを勉強し、実践しています
実際に身体を壊しているときに書いた記事がこちらです↓
今回は怒ってしまいやすい現代社会について、その大きな二つの理由を書いていきたいと思います
理由① 価値観の多様性
一昔前と現代の価値観の違い
現代がなぜイライラしやすいのか、理由の一つに価値観の多様化があります
一昔前、多くの人がなんとなく抱く『共通の価値観』がありました
例えば
「会社であれば終身雇用が当たり前」
「結婚はするもの」
「子供は作るもの」
こんな感じです。
ですが、現代は違います。
「一つの会社に一生いなくてもいい」
「結婚しなくてもいい」
「子供がいない暮らしもある」
どんな価値観を持っていてもいいし、どんな人生を選ぶかというのも自由という時代になりました
価値観の異なる人たちと生活が増えた
価値観が多様化し、自由に生きることが増えた現代では、価値観が異なる人たちと生活したり、仕事をしたり、付き合う機会が多くなります
あなたが約束は守るべきだと思っているのに、相手があまりそう思っていなければ、約束を守ってもらえずにイライラします
その他にも、「上司は責任を持つべき」、「時間は守るべき」、「仕事中は私語をしてはいけない」と思っているのに、周りがそうでなければイラっとしますよね
自分の価値観と違う人と付き合うということは、私たちにとっても大きなイライラのもとになります
価値観の違いに関しては下の記事でも書いています
特に親は20歳以上年齢が離れているため、価値観や考え方のずれが出やすいものです
お互いの価値観が合いにくい上に、「こうすべき」と小言を言われることが多いため、親子関係でイライラする人が大勢います
理由② 便利になるほどイライラする人が増える
現代がイライラしやすい二つ目の理由は便利さです
一見便利になれば物事がスムーズに進み、イライラする人が減りそうに思えます
ですが、世の中が便利になるとあらゆることがスピードアップします
連絡から買い物、仕事など、何もかもが簡単でスピーディーにできるようになります
その結果、仕事上でもプライベートでも、判断したり選んだりすることが格段に増えます
知人からのメール、話題の商品、飲み会の誘い、こういった情報ややり取りがどんどん押し寄せます
何かしらの行動を迫られることが分単位で起こり、それが見えないストレスになっています
特にスマホの普及に伴い、LINEの返信や既読無視問題が大きなストレスとなっており、使うのをやめてしまう人すら出てきています
世の中が便利になればなるほど、求められる行動のスピードも上がり、それがイライラのもとになるのです
イライラしやすい状況を抜け出すためには怒りの感情の扱い方を学ぶ必要がある
現代社会はイライラしやすい状況にありますが、多くの人がストレスをうまく解消できなくて悩んでいます
怒りの感情をうまく扱えないのは当たり前。なぜなら、ほとんどの人が「怒りの感情の扱い方」について教わったことがないからです
イライラが続いてしまうと人間関係にも健康にも悪影響を及ぼしてしまいます
しかし、イライラすることや怒りっぽいことで自分を責める必要は全くありません
「怒りをうまく扱えないのは、単にそのやり方を教わっていないから。私が悪いわけではない」と考え、自分を責めないことが大切です
それが怒りの循環から抜け出す一歩になるのです