一児の父になりました
赤ちゃんが産まれて最初に行うのが名づけですよね。私たち夫婦もさんざん悩みましたが、最終的にはいい名前を付けることが出来たと思っています。
さて、名前を決めたら役所にて出生届を出して手続きは完了!
・・・はい。そんなわけにはいきませんよね。
赤ちゃんが産まれると、必要な提出書類や手続きが意外と多く、混乱する方も多いのではないでしょうか。また、自治体によっても提出書類は様々ですよね。
妻は里帰りしているため、私が手続きを済ませたのですが、これがなんともまぁ大変でした。
今回は私が住む仙台市での手続きを体験談を交えて紹介していきます!
出生届
何と言ってもこれ!子供の存在が登録される重要な届け出です。
産まれた日から原則14日以内に提出する産まれたことを証明する届け出です。原則的に子供の父か母が行いますが、代理人による手続きも可能です。
届け先は住所地の他、本籍地、出生地でも大丈夫で、役所の住民課に提出します。
私は妻が出産した翌日、病院から出生届と出生証明書を貰い、住んでいる仙台の役所に提出しました。このとき、出生届の欄は空白になっており、役所で確認しながら慎重に記入しました。
名前間違えたら大変。責任重大です。何度も確認して深呼吸して提出しました!
提出の際は母子手帳と印鑑も必要です。入院中の妻から母子手帳を貰い忘れないように注意していました。
ちなみに、出生証明書は提出したらもう返ってこないので、事前にコピーをとって大事に保管しています。大きくなったら見せてやろうとたくらんでいます。
児童手当
とにかくお金は大事!ということで、出生届を出したらすぐに保険年金課に向かい、児童手当の手続きを行いました。
児童手当は扶養者の健康保険証のコピーと預金通帳を持っていくことで申請が出来ます。所得制限があり、扶養親族数によってその制限額は異なります。
所得制限に引っかからなければ、3歳未満は毎月15000円が支給され、3歳以降は中学卒業まで10000円が支給されます。(第3子以降は3歳~小学生まで15000円、中学生は10000円となります)
所得制限以上の方は一律5000円です。
所得制限に関してはこちらのリンクを参照してください。
手当は請求した月の翌月分から支給されるので、出生後なるべく早く申請しないと損をしてしまうことがあります。私も妻から散々念を押されました!
ちなみに、15日特例という制度もあります。
【15日特例とは?】
支給の対象となるのは申請手続きの翌月から。しかし、月末の出産や災害などの理由で遅れた場合、出産翌日から15日以内に申請して認定されると、手続きした月も支給対象となる特例があります。
出生連絡票
児童手当の手続きを終えたら、出生連絡票を提出しましょう。
母子手帳を貰った時に一緒に受け取った母子健康手帳別冊の一枚目に綴じられている出生連絡票のハガキ。
この冊子の一枚目
こちらにママが記載し、提出します。里帰りするママはこちらのハガキを実家に持って帰っておいて出産後にすぐ書ける状態にした方がいいですね。
出生連絡票は赤ちゃんの状況を知るため、また役所からの連絡にも必要です。
尚、赤ちゃんの体重が2500g未満であった場合は届け出の義務があります。
また、仙台市では赤ちゃんの産まれた全ての家庭を対象に赤ちゃん訪問を実施しています。
専門知識を持った保健師や助産師が直接家庭訪問をし、育児についての悩みや不安などの相談に対応してくれます。
あらかじめ電話連絡を貰うことが出来るので、突然訪問することはないです。
出生連絡票は仙台市のホームページから電子申請を行うことも出来ます。
役所にハガキを持っていき忘れてしまった、役所までまた行くのが面倒臭い、切手を貼って出すのが手間だという時は電子申請が楽ですね。
子供を健康保険に入れる
一旦役所から職場に場所を移し、勤務先に手続きを依頼します。この時、子供の戸籍が記載された戸籍謄本が必要となります。
ですが、出生届を出してからしばらく時間がかかる為、先に手続きだけ済ませて置くことで健康保険者資格証明書が貰えます。
これが保険証が出来るまで病院で使える証明となるので、なるべく早く手続きを済ませることで自己負担を減らすことが出来ます。
そしてここで私は面倒なことになりました。私は本籍地が仙台に移住してくる前の千葉県に置いてあります。
出生届を出した後、その情報は千葉県に送られ、そこで新しい戸籍謄本が作成されます。そして、その戸籍謄本を郵送申請しなければなりませんでした。
要するに、手間も費用も時間もかかってしまいました。移住前に戸籍を仙台に移しておくべきだったと後悔しています。これからやらなければならない手続きの一つです。
ちなみに、国民健康保険の方は役所で手続きを済ませてください。
子ども医療費助成
子どもの健康保険証が出来たら、役所の保険年金課で子ども医療費助成の手続きをしましょう!
これは子どもにかかる医療費の自己負担分を助成してくれる制度で、各種健康保険に加入している0歳から中学3年生卒業までの子どもが対象です。
(生活保護を受けていたり、一定額以上の方は対象外)
対象者には受給者証を貰うことが出来るので大事に持っておきましょう!
限度額や負担は以下のリンクを参照してください。
こちらの記事にも医療費助成について書いています。
家庭ゴミ処理手数料の減免制度
母子健康手帳別冊の二枚目をめくると家庭ゴミ処理手数料の減免制度を申請するハガキがあります。
こちらは紙おむつを利用している乳児の養育者に、減免相当分として、家庭ゴミ指定袋(中)50枚を送ってもらうことができます。オムツゴミが大量に出るので、こういう消耗品を貰えるのがありがたい!
子どもが満1歳になる前までにハガキを送れば大丈夫ですが、忘れる前に送っておくのがいいですね。
里帰り出産後の妊婦検診助成
母子手帳と一緒にもらえる仙台市妊婦一般健康診査助成券、これは妊娠後14回分の妊婦検診を助成するものですが、宮城県内でしか使うことが出来ません。
妻は妊娠9ヶ月ごろから里帰り先である岩手県の病院で妊婦検診を行っていたため、6回分の検診を全額自己負担で行っていました。
この里帰り中の妊婦検診で支払ったお金は、助成券の上限額分まで戻ってきます。
申請に必要な書類は以下の通りです。
- 住民票(助成対象となるすべての健診受診後に取得したもの)
- 仙台市妊婦一般健康診査助成券
- 医療機関の領収書・診療明細書のコピー
- 請求書
- 母子健康手帳「妊娠中の経過」のコピー
- 委任状(申請者と請求書の口座名義が違う場合のみ必要)
役所で書類を貰うことができますし、ホームページからダウンロードすることもできます。
申請期間も出産の翌年度までなので、上記の手続きを済ませた後に行うのがいいでしょう。これから里帰りする方は必ず明細証をとっておいてくださいね!
医療費控除
家族全員の医療費が年間で10万円を超えた場合、確定申告をすれば払いすぎた税金が戻ります。妊娠・出産でかかった医療費も確定申告すれば、払った所得税の一部が戻ってくるので、その年の領収書などは保管しておきましょう。
医療費控除として認められるもの・認められないものは以下を参照してください。
【医療費控除として認められるもの】
妊娠健診費/入院・分娩費/トラブル受診・入院費/通院交通費/トラブルが起きたとき・陣痛が始まったときなどのタクシー代/不妊治療費/入院中の治療に必要なものの購入費(ガーゼ・傷薬など)/治療のための薬代/市販の薬代/歯の治療費など
【医療費控除として認められないもの】
妊娠検査薬代/妊婦用下着代/マイカー通院でのガソリン代・駐車場代/里帰り出産のための帰省費用/入院時のみのまわり品の購入費/人間ドッグ、健康診断の費用/病気予防や健康維持のためのビタミン剤、健康ドリンク代/見た目をよくするための大人の歯の矯正費など
翌年の1月1日から5年の間に居住地の税務署に申告します。
妻は出産に際し誘発剤や吸引などの処置を行ったため、出産育児一時金よりも多くの分娩費がかかりましたので、来年度に申請する予定です。
まとめ
赤ちゃんが産まれて喜ぶのもつかの間、次々とこなさなければならないミッションが出てきます。大変です。
子供が生まれるということはそれだけ大きなことなんですね。
そして妻が里帰り出産を行ったパターンでは、ほとんど旦那さんが手続きを進めなくてはいけないと思います。あらかじめ必要な自分の自治体で必要な手続きを確認し、生まれた後に慌てないようにしましょう。