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立ち会い出産の際に旦那さんに知って欲しい心構えと用意しておくべきもの|立ち会い出産で後悔しないポイントを紹介します【持ち物/メリット】

一児の父になりました

 

息子が誕生してから数日経過しましたが、いまだに出産に立ち会った時のことは鮮明に覚えていますし、出産は命がけだと言うことを肌で感じた瞬間でした。

 

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実際に出産に立ち会ってみてわかったことがあります。

それは、「妻はめちゃめちゃ大変。だけども、以外と夫も大変だった」ということです。

 

今回は私の立ち会い出産の経験から、事前に必要な心構えや持参しておくといいものを紹介していきたいと思います。

 

まずは結論から。立ち会い出産はしたほうがいい!

冒頭から結論を述べさせていただきます。立ち会い出産は、「可能な限りした方がいい」です。

 

「仕事でどうしてもいけない」

「妻が見られたくないと言う」

「血が苦手で倒れてしまう」

 

等々、全員が立ち会い出産を望んでいるわけではないですし、望んでいていもうまくいかない場合も多々あるかと思います。

 

私自身も妻が検診の際に突然入院することになり、お産に入ったので出産に立ち会うことができましたが、仕事中であったら立ち会うことはできなかったかもしれません。

 

 ですが、もし立ち会い出産をできる環境があるならば、少し無理をすれば立ち会えるのであれば、立ち会い出産を行うべきです。

 

立ち会い出産の一番のメリットは「“父親としての自覚”の獲得」だと感じています。

 

“父親としての自覚”の獲得

女性が母親になるという自覚は出産前にすでに獲得しています。

女性は妊娠すると、つわりでなにも食べられなくなったり、24時間吐き気を催すといった経験をします。

 

また、徐々にお腹が大きくなり、自分の体の中で胎動を感じたり、当たり前にできていたことが、思うようにできなくなります。かといって胎動が無くなると自分のことのように心配し、夜も眠れない思いをします。

これが10ヶ月続くのです。

 

一方男性はどうでしょうか。痛い思いもせず、これまでと変わらない毎日の中で、突然赤ちゃんが家族にできます。

 

周囲からは「パパさん、おめでとうございます」なんて言われますが、父親になったと実感できない人は多いのではないでしょうか。

 

そして母親になった妻を見て、「子供ができてから妻は変わった」と言ってしまうのではないでしょうか。

 

 実際私自身も、父親になるとは思っていても、その覚悟は無かったと思います。

 

ですが、50時間にも及ぶ陣痛の痛みに耐える妻に付き添い、赤ちゃんの誕生の瞬間に立ち会ったことで人生観が変わりました。

 

もう「仕事を辞めたい」とか、「家事をするのがめんどくさい」とか言ってられません。やるしかないって気持ちでいっぱいです。

もう父親なんです。

 

これは立ち会い出産を行わないと絶対にわからないことだし、妻の苦しむ姿、モニターに移される赤ちゃんの心拍の数値、分娩室のにおいといった五感で感じないとわからないことだと思います。

立ち会い出産の際の心構え

さて、立ち会い出産はしたほうがいいことは前述しましたが、具体的にどんなことをしたらいいのかと言うことについて書いていきたいと思います。

 

これは私の妻が入院してから50時間の陣痛を乗り越え、出産に至るまで立ち会った私の経験をもとにしています。

 

とにかく妻の指示に従う。余計なストレスはかけない!

妻が「腰をさすって」と言えば腰をさすります。「もっと上」と言われれば上をさするし、さっきと違う場所を言われてもその通りにします。

 

「お尻を押して」と言えば押します。

「何もしないで」と言えば余計なことはしません。

 

陣痛の痛みが強いときには一分間隔で激しい痛みが襲います。その時は夫も休む暇はありません。ひたすら妻の言うとおりに対応します。

 

妻は必至なので、時には命令のように強い口調で言うこともありましたが、文句は言ってはいけません。妻に出産以外の余計なストレスは与えてはいけません。

 

まさに出産は夫婦の共同作業だと感じました。

 

 「辛い」、「休みたい」とは口が裂けても言ってはいけない

ずっと腰をさすったりマッサージしたりすると、すごく疲れます。

特に陣痛が強くなってからの6時間はずーっと腰をさすり続けましたし、分娩室に入ってからは1分間隔でテニスボールでお尻あたりを思いっきり押し続けました。

 

出産の1時間前ぐらいになると、妻はいきみたい気持ちが強くなってしまい、ちょっとでも力を緩めると「お願い、緩めないで!」と言われてしまいます。

 

一分おきに全力でテニスボールでお尻を押し、ちょっと休憩してまた思いっきり押す。

これを1時間続けていると、肩肘手首がとても痛くなりましたし、心の中では「辛い、ちょっと休みたい」と思い続けてました。

 

ですが、これを口から出すのは絶対にしてはいけません。

一番つらいのは女性です。額に玉の汗を浮かせながら必死に痛みと闘っている奥さんの前で「疲れたー」なんて言っていたら奥さん悲しみますよね。

 

マイナス発言は絶対に発さないように気を付けましょう。

 

ちなみに、テニスボールは持参していました。「使わないだろう」と思っていたのですが、実際これが無かったら本当に手首を痛めていたと思います。

立ち合い出産には必携ですね!

 

100均のテニスボールだと柔らかくて力が伝わりづらく、かえって負担になるのでしっかりとしたものを購入しておいた方がいいですよ!

 

簡単に取れる食事や飲み物がいい

陣痛は長時間に及びます。食事や水分もろくに取る事が出来ません。

私の妻も朝食は食べれたのですが、促進剤を入れてからは食べる余裕がなく、昼・夕食は欠食しました。

 

かといって、何も食べないでいると今度は体力が持ちません。なので簡単に摂取できるウィダーインゼリーのようなものを持っておくと、陣痛と陣痛の間に素早く摂ることが出来ます。出産には多量の出血を伴うことも多いので、鉄分を多く含んでいるものが良いですね。

 

私は上記の商品を妻に飲ませたら助産師さんに「素晴らしい」と褒められました。

また、飲み物に関しても寝ながら飲めるようにした方がいちいち身体を起こさなくていいです。私はペットボトルにストローを取り付けられるキャップを購入し、妻の希望に応じて飲ませていました。

 

ちなみに、妻だけではなく、夫もろくに食べる時間はありません!

コンビニのおにぎり等の軽食をあらかじめ用意しておきましょう。

 

私は買いに行く暇もなく、妻の母親に買ってきてもらいました。男も体力勝負です。

 

陣痛室・分娩室は寒くないので軽装で!

出産したのは10月で、場所も岩手県なので気温も低いですが、当然病院内は寒くありません。

そして陣痛室内ではひたすら腰をさすったりマッサージをしているので、身体はどんどん暑くなります。

 

私はたまたまインナーに半そでのシャツを着ていたので何とかなりましたが、寒いからといってヒートテックなんか着て行ったら大変なことになります。

 

出産に立ち会う際はコートやパーカーなどの羽織るものを用意し、中は薄手のシャツがいいでしょう。

また、タオルも必携です!汗凄くかきました。

 

声掛けには注意が必要

妻が陣痛で苦しんでいるときに、私は

「頑張れ」

「もうすぐ会えるよ」

と主にこの二つの言葉で励ましていました。

 

出産後、妻から言われたのは、

 

 

「頑張れ」は嬉しかった。だけど、「もうすぐ会えるよ」は“いつ会えんのよー”って思ってしまったよ。

 

 

ということでした。

言われてみれば確かにその通りだし、「頑張れ」も人によっては“もうすでに頑張ってんのよー”と思うかもしれません。

 

人によってどのように声をかけられたら嬉しいのかは違うと思いますので、事前に話し合っておいた方がいいかもしれませんね。

 

産まれた瞬間も奥さんの傍にいてあげて欲しい

分娩室でまさに出産を迎えた瞬間、私は赤ちゃんの様子が見えました。

全身に妻の血がついているものの手を動かし、目を開き、そして産声をあげる。その瞬間を私はしっかりと見ました。

 

ですが、妻は分娩台で寝た状態なので、産まれた瞬間の赤ちゃんの様子が全く分かりません。

なので、妻は「ちゃんと産まれた?元気?」と心配していました。

 

その時の様子をしっかりと妻に伝えると、ようやく安心して涙を流していました。

この時、私は産まれたばっかりの赤ちゃんにすぐに駆け寄らず、妻の傍にいてよかったと心底思いました。

 

産まれたばっかりの赤ちゃんは助産師さんたちがしっかり見てくれます。まずは大仕事を終えた奥さんを労ってあげましょう。

血が苦手な人は立ち会わない方がいい

私は介護士という仕事柄、他人の血を見ることになれています。ですが、他人の血が苦手な人は、無理に立ち会おうとしてはいけません。おそらく迷惑になります。

 

妻は出産時、陰部の下を切る会陰切開を行いました。それも2回。出産と同時にかなりの出血をしており、傷跡は痛々しい物になっていました。

 

出産に立ち会った旦那さんの中には、倒れてしまう人も少なくありません。苦手な人は無理に立ち会おうとせず、奥さんに余計な心配をかけないようにしましょう。

出産後写真を撮ったり赤ちゃんの説明を聞くのは夫の仕事

赤ちゃんが産まれると、赤ちゃんの状態を助産師さんが見てくれます。その後体重測定や身長測定をしたりします。

 

生まれた時の体重はお母さんにとって記念になるもの。是非写真に収めておきましょう。といってもそのお母さんは出産直後でぐったりしていますので、それは夫の仕事となります。

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産まれてから30分後の写真

 

また、赤ちゃんに異常がある場合があります。その時の説明をしっかり聞いておくのも立ち会った夫の仕事です。興奮したりせず、冷静に話を聞きましょう。今後の入院スケジュールも妻と一緒に聞きましょうね!

 

最後に

私自身立ち合い出産をしてみて感じたことは、「出産は奇跡の現場」ということです。命をかける思いで妻は赤ちゃんを産みます。夫は痛い思いをしません。ですが、そこに居合わせたかどうかで全然違うと思います。

 

立ち合い出産は本当に人生変わると思います。

もし悩んでいる方がいれば参考になれば嬉しいです。