誰にでもイライラしたり、怒りの感情がこみあげてくることがあると思います
そしてイライラが酷くなると、不機嫌になり人や物に八つ当たりしてしまったり、ストレスをためて苦しくなったことは、誰しも経験があるのではないでしょうか
私は介護士として仕事をしている中で、ストレスで身体を壊した経験からアンガーマネジメントを勉強し、実践しています
実際に身体を壊しているときに書いた記事がこちらです↓
今回は怒りがわいた瞬間に行える怒りをレベル分けする方法を紹介します
自身が感じた怒りがどれだけ大きいかを考えたことが無い
私たちが怒りをうまく扱えないのは、自分が感じた怒りがどのくらい大きいかを考えたことが無いからです
「怒り」と一口に言っても、その内容も大きさも様々です
「近所の犬がうるさい」といった小さなことから、
「旦那に浮気された」という大きな怒りもあります
しかし、普段からそれを区別することはあまりありません
「イラっとした」
「腹が立った」
でまとめてしまうのです
そのため、本来ならそこまで捉われなくてもいいような小さな怒りにもイライラしてしまい、その怒りに振り回されているのです
怒りをレベル分けし、怒りを客観視する
例えば気温で考えると、天気予報で
「今日の最高気温は18℃」
「昨日よりも2℃高い」
このように言われると、今日が暑いのか寒いのかがよくわかりますよね
このように数値化することで、今の状態をはっきりと理解できようになります
怒りも数値化してみると、自分がどのくらいの怒りを感じているのかが客観的にわかります
すると、その怒りに対してどう対処すればいいのかが見えてくるのです
怒りのレベル分けは10段階で行う
怒りのレベル分けは、以下を参考に10段階で行っていきます
0 点 :怒りを感じない、穏やかな状態
1~3点:「まぁいいか」で流せるくらいの軽い怒り
4~6点:平静を装ってもモヤモヤした気持ちが残る、少し強い怒り
7~9点:憤りを感じるようなかなり強い怒り
10点 :「絶対に許せない」と心底腹が立つ、人生最大級の怒り
私の場合ですと、
・入居者さんに悪態をつかれた:2点
・私語が多くて仕事に集中できない:5点
・入居者さんに暴言を吐いているところをみた:8点
例えばこんな感じです
レベル分けのメリット
怒りをレベル分けすることのメリットは二つあります
一つ目は、点数をつけるのに集中することで、怒りに向かっていた気持ちにストップがかかる事です
怒りのピークは6秒と言われており、6秒を過ぎると怒りは小さくなっていきます
二つ目は、数字をもとに怒りを客観視でき、「このぐらいで怒っても仕方ない」と気持ちを静められることです
これによって小さな怒りにとらわれなくなります
初めは点数を低くつけてしまったり、判断に迷うことがあるかもしれません
ですが、レベル分けに慣れてくるといつ、どこで、自分がどの程度の怒りを感じるのかがつかめるようになります
すると、あまり深く考えなくても「これは5点」とすぐに判断することができ、必要以上に怒る事が無くなってきます
正体不明のイライラにとらわれてストレスがたまることを防ぐことが出来るでしょう