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【妊娠】妊婦が風疹にかかるとどうなる?麻疹(はしか)と風疹の違いは?|症状と予防、夫婦で注意が必要です【先天性風疹症候群】

※2019年3月22日更新

 

妻が妊娠5ヶ月を迎え、安定期に入りました

 

ところで、世間では風疹や麻疹(はしか)が大流行することが度々あります。私のうろ覚えの知識では、“妊婦がはしかに感染すると、胎児に悪影響が出る”というもの。

びくびくとしていたのですが、実はこの知識は間違ったものでした。

 

よくよく調べてみると、麻疹と風疹の違いをしっかりと理解しておらず、私自身。情報が混同している状態でした。

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今回は私が勘違いしていた麻疹と風疹の違いと、妊婦が感染するとどんな影響があるのかをまとめました。

 

 

麻疹(はしか)と風疹(三日ばしか)の違いは?

麻疹と風疹は、それぞれはしか、三日ばしかと呼ばれる為、大体同じようなものと勘違いしている人は多いのではないでしょうか。私は勘違いしていました。

 

実は、麻疹と風疹は全く別のウイルスが原因の感染症です。

 

ウイルスが違えば、対処も変わってきますし、トラブルの原因にもなりかねません。

また、はしかの予防接種を受けたから大丈夫と思っていても、風疹にはかかる可能性がありますよ!

麻疹(はしか)の原因・症状

麻疹の原因は「麻疹ウイルス」で、空気感染や飛沫感染といった感染経路を持っています。また、感染力が高いのも特徴の一つです。

なんと、感染すると90%以上の確率で発病するというから驚きです!

 

症状は38度の発熱、風邪症状のような咳、鼻水、くしゃみといった症状と、目やに、目の充血が起きます。口腔内に白い斑点が起きることもあります。

 

麻疹は一旦熱が下がりますが、その後すぐに39度の高熱が出て、体中に赤い発疹が出てきます。

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症状は10日~2週間程度続きます。発症前の潜伏期間も1週間と18日と長いのも特徴です。

 

風疹(三日ばしか)の原因・症状

風疹の原因は「風疹ウイルス」で、飛沫感染接触感染といった感染経路を持っています。はしかと比べて感染力は強くなく、風疹に感染しても15~30%の人は症状が出ません。

 

症状は、耳の後ろや後頭部といったリンパ節が腫れ、体中にピンク色の小さな発疹が出てきます。半数の人には38度くらいの発熱も見られます。発疹・発熱共に3日ほどで回復しますが、リンパ節の腫れは少し長引きます。

 

妊婦が麻疹・風疹にかかるとどうなる

妊婦は特に、風疹に気を付けなければなりません。

 

もちろん麻疹も危険です。妊婦が麻疹にかかってしまうと流産や早産の可能性が高まります。ただ、風疹は胎児に影響を与える可能性が高くなるのです。

 

風疹感染しても症状が出ないことを不顕性感染と言います。不顕性感染の場合、胎児に感染する可能性は2~4%ですが、風疹の症状が出ると、胎児感染率は60%程度にまで上昇します。

 

胎児に感染すると、およそ30%の胎児に、「先天性風疹症候群」を発症します。

先天性風疹症候群は心奇形、白内障、難聴を起こす可能性があります。特に妊娠初期から10週までに胎内感染が起きてしまうと、高い確率で心臓の奇形や眼症状を発症します。

 

妊娠18週を過ぎると赤ちゃんへの風疹の感染率は大幅に減少し、先天性風疹症候群を発症する確率はほぼなくなると言われています。

ですが、聴覚が完成するのは他の器官よりも遅く、妊娠中期での感染による聴覚障害も報告されており、妊娠中期までは風疹にかからないよう注意が必要です。

 

先天性の生涯を引き起こす可能性の有無が、風疹と麻疹の一番の大きな違いと言えます。

 

風疹にかからない為には

先天性風疹症候群に治療法はない

残念ながら、現在の医療では、先天性風疹症候群に対する治療法がありません。そのため、風疹に罹らないことが重要です。

 

風疹は、免疫は一生続くと言われている為、予防接種を受けたり、風疹にかかった人は、基本的には二度とかかりません。

 

しかし、私のように風疹と麻疹を混同している方もいるかもしれません。自分が風疹にかかったか、予防接種を受けたか、不安な人も多いのではないでしょうか。

 

麻疹の予防接種を受けていても風疹にはかかりますし、その逆もあります。

 

そのため、妊活中の方は抗体検査を受けることを推奨している自治体がほとんどです。

 

抗体検査は5000円程度掛かりますが、自治体によっては補助が受けられることもあります。実際、私の住む仙台市は、無料で抗体検査を受けることが出来ます。

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それぞれ各自治体でホームページなどで確認してみてください!

夫も抗体検査を受けた方がいい

近年、成人男性が風疹にかかるケースが非常に増えています。そのため、夫である男性も、抗体検査や予防接種を受けましょう!

 

妊娠した妻に夫が風疹をうつしてしまうということが無いようにしたいものです。

 

妊娠中は風疹の予防接種を受けることが出来ません。

夫婦で妊活を始める前に抗体検査をしましょう!

ちなみに、麻疹は予防接種を受けた世代と受けていない世代がいる

麻疹も風疹も、感染しないための一番の方法は免疫を持っておくことです。

麻疹の場合、1990年4月1日以降に生まれた世代は、はしかの予防接種を二回以上受けることが義務付けられ、受けています。

 

二回の予防接種が義務付けられる前、1978年10月~1990年3月31日生まれの世代は、一回しか予防接種を受けていません。そして、それ以前に生まれた方は、麻疹の予防接種を受けていないことになります。

 

国からも二回の予防接種を推奨しています。また、抗体検査を受けることで自身の体内に抗体があるかを検査することが出来ますので、妊活中の方はこちらも気にした方がいいと思います。

まとめ 風疹・麻疹を理解する!

麻疹・風疹は症状や名前も似ていることから、混同している方が多いのではないでしょうか。実際には全く異なる症状であり、それぞれに予防が必要です。

 

特に風疹は妊娠中に罹患してしまうと胎児の将来に影響を与えかねません。

 

実は私たち夫婦、風疹に対する抗体検査を行っておりません。

そのため、この記事を書きながらも抗体検査を受けなかったことに後悔しています。もし風疹に感染したら・・・とびくびくしています。

 

妊活中の方は、抗体検査を必ず受け、しっかりとした準備をしてください。