6月権利の東亞合成へ新規投資したので、そのことについてです
東亞合成へ新規投資
化学企業の東亞合成に新規投資しました。とはいっても、まだ10株程度ですが
最近は新規投資するなら自分の身近なところで調べることが多いです。高齢者福祉の業界にいるので、福祉用具関連、葬祭関連、介護食関連、介護人材関連なんかを見たりします
『安寿』という福祉用具ブランドがあります。ポータブルトイレやシルバーカー、歩行器なんかで有名です
おそらく介護に携わったことのある方なら一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。わたしの担当している利用者様もよくお世話になっております

(引用:アロン化成HPより)
ケアマネになってから福祉用具関連の企業で働く方と関わる機会も増えたのですが、ふと、「この❝安寿❞はどこが作ってるんだろう」と思い調べてみました
そしたら「アロン化成」という企業だと分かり、アロン化成は上場している東亞合成の完全子会社と知りました
そんな道程を経て東亞合成にたどり着き調べてみたら、「あれ?なんだかいい感じ?」と思い、色々考えてみて投資に至りました
このふとしたことがきっかけで相手のことが気になって意識し始め、交際に至る高校生カップルのような感じがいいですよね。一生一緒にいてくれやって感じ。わかる人いますか?
くだらないこと言ってないで本題ですが、東亞合成は化学企業で、商品で言うと「アロンアルファ」が有名です。誰でも一度は指にくっつけて後悔したことがあるのではないでしょうか
とはいってもアロンアルファは数ある製品の一つにすぎません。車や半導体の素材、住宅関連、スマートフォンから、前述したように介護や医療関連、ガス資源等と多岐にわたっています
セグメントは5つに分かれていて、
〇基幹化学品事業
→産業基礎となる化学品
〇ポリマー・オリゴマー事業
→生活用品、自動車、半導体、電子材料などに使用されるアクリル製品
〇接着材料事業
→アロンアルファ等、多様な接着剤
〇高機能材料事業
〇樹脂加工製品事業
→自然災害、超高齢社会、地球温暖化などの課題への製品提供
の5つに分かれます。川上から川下まで、多様な製品を提供しているバランスの良い事業構造は一つの強みと言えるかなぁーと思ったりします

(引用:統合報告書2025)
セグメント別の売り上げ構成比でみると、基幹化学品が売り上げや利益の大体50%の割合ですね。今年は増益予想です

(引用:統合報告書2025)
基幹化学品はあらゆる産業、社会インフラに必要不可欠ですし、東亜合成の川下となる事業の展開にも不可欠です。そこから新たな利益が創出されたり、社会の課題を解決するために使われていく
EVへの転換やAI需要に伴う半導体事業の展開、医療現場や介護現場の需要など、様々なニーズにカバーしてて面白いなぁと思ったりします
株主還元の様子がなにやらおかしい
そんな東亞合成ですが、現在の中期経営期間中、総還元性向100%として自社株買いをバンバンやっております
(引用:2024年12月期決算説明会資料)
上のスライドを見れば分かるとおりですが、総還元性向は2023年が100.5%、2024年が116.1%、2025年が108.2%です
なんだか様子がおかしいですよね。そもそも、前中期経営計画期間の総還元性向も71.9%とかなり高いですし、やはり様子がおかしい
この様子の理由は、やはりPBR1倍割れという現状です。2017年からずっとPBRが1倍を割れている状況で、「何とかしないといけない」と語られております

(引用:2024年12月期決算説明会資料)
現在ROEが低いですが、このROEを2027年に8%にしていきたいということ。その為に自社株買いをバンバンやって様子がおかしくなっているということですね
決算説明会資料を見ていて珍しいなぁと思ったのが下のスライドです。発行済み株式数の推移って資料で見たことが無いんですけど、どこかの企業で同様の資料を出している企業ってありましたっけ?
(引用:2024年12月期決算説明会資料)
毎年じゃんじゃん株式数を減らしているにも関わらず、業績が今一つでEPSが上がりきっておらず、ゆえに株価もあまり上昇していないような状況
また、上記のスライドには政策保有株式の売却についても記載があります。2025年度中に政策保有株式を純資産比率の10%未満にすることを目標にしてますね
この目標を達成するとなると今年度は大体85億円分を売却する必要がありますから、着々と縮減して特別利益を還元に使い、ROEの向上に努めていくということですね
現在の中期経営計画の還元方針である総還元性向100%は今年まで。来年からは新中期経営計画が始まります。現時点では「次期中期経営計画で決定」としており、具体的な明記はありません

(引用:2024年12月期決算説明会資料)
ですが、今年度の目標であるROE6.1%から2年後に8%にするというのは、かなり頑張らないといけないと思います。利益を上げるのは勿論ですし、自己資本も減らさないといけません
となれば、最低でも現在と同様に総還元性向100%ぐらいにはしてくるんじゃないかなと思うところです
東亞合成の最近の自社株買いは60億円とか70億円で、発行済み株式総数に対して5%規模を実施しています。素晴らしい規模だと思います
そして流動資産は1061億円、有利子負債は110億円。利益剰余金は1565億。自己資本比率78%です。これまでの規模を今後も実施できる余力が十分あるなと感じる次第です
配当に関しても右肩上がりで、3期連続増配中。そして過去16年連続非減配ですね

(引用:2024年12月期決算説明会資料)
現中期経営計画から配当も増配傾向になりました。業績が苦しい時は自社株買いの量を減らせば配当の維持はできるでしょうから、減配は全然心配していません
業績について
ROEを高めるためには自己資本を減らすのもそうですが、やっぱり利益を上げていかないといけません。ですが、半導体市況の低迷や政治不透明さもあり、安定して利益を上げてはいるものの大きく伸びてはいないというのが現状です
成長戦略としてあげていた車関連は認証不正問題などもあり伸び悩み、半導体関連は市況が調整局面に入り低迷
残念ながら当初の中計目標だった2025年度に営業利益200億円という数字は届きそうにありません
4/28に発表となった第一四半期の決算でも純利益は前年同期比26.4%減の20億円。通期計画の130億円に対する進捗率は15.3%でした。顧客側の生産調整の影響があったというのは仕方ないにしても、なかなか厳しい数字だと思います

(引用:第一四半期決算説明資料)
為替も150円の見通しですが、今は下振れてます。世界情勢も引き続き不透明ですし、これから一体どうなるんでしょうか。私たちは年金を貰うことができるんでしょうか
そんな中、東亞合成さん、今ガツガツと設備投資を行っています。設備投資額は前中計の627億円を上回る680億円を計画、そして達成の見込みです

(引用:2024年12月期決算説明会資料)
2027年に営業利益を240億円目指すとしていて、その為に投資を行っていますね。アロンアルファを海外に展開したり、海外の販売拠点を作ったり、半導体の生産拠点を拡充したりコスト削減のための増設工事をしたり
どうしても投資してから利益になるまでは時間が掛かります。質疑応答でもその事は仰っていましたが、利益の創出には強い意気込みを感じたのもありましたので、応援しながら2年後にどうなっているか答え合わせをしたいなと思っています
一応、資料には成長ドライバーである車関連や半導体関連に関して売り上げが拡大していく記述もあります。確実に需要は伸びていく産業だと思いますから、期待しすぎず見ておきたいと思うところです

(引用:2024年12月期決算説明会資料)
前述したとおり、2027年にPBR1倍を目指しています。営業利益は240億円が目標。数年先を見据えて自分自身も投資をしたいと思うところです
株価について
さて、そんな東亞合成さんですが、株主優待もありませんし正直知名度は低いですよね。私も身近な福祉用具からネットの旅をしてたどり着きました
業績も今一つなおかげもあって、6月末に権利を迎える今このタイミングでも株価はヨコヨコしていて、配当利回りは4.59%あり、PERは12倍、PBRは0.75倍と水準としては悪くないかなと思うところです

来年からの新中期経営計画は総還元性向100%以上になることを結構確度高く期待していますし、目標とするPBR1倍を達成した場合の株価は1900円を超えます
あとは配当金や職場の賞与も入ってきたし、権利が近くて3.9月の受け取れる配当金を増やしたいという気持ちもあり、たまたま出会えた企業というなんか特別感もあって投資してみました
まずは100株目指してコツコツいきたいと思います。株価次第ではその先も投資をしてもいいかなと思うところ
ひとまず8月予定の中間決算が少し楽しみではあります。ここで下方修正でもして株価が大きく下げたりしたらありがたい
企業も成長には時間がかかるし、私も長い目で投資していきたいと思います。還元姿勢は素晴らしいですし、新中計にも期待してる。そんな感じです。本日もここまで読んで頂きありがとうございました
今後も定期的にブログ更新していきます
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