20代で知りたかったお金と人生のこと.com

年収400万の介護士でも資産形成できると信じて投資に励んでいます

ドルコスト平均法を好まないという意見と私が一括投資を行わない理由

f:id:kooonyaaa:20220404073507p:plain

ドルコスト平均法という投資手法があります

投資する時間を分散し、資金を均等に分割しながら一定期間に投資を行っていく手法で王道の投資手法と言われます

 

しかし、世の中にはドルコスト平均法を否定し、一括投資を推奨する書籍もあります

最近読んだ書籍では、“父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え”という有名な本でも推奨されていました

 

本日はドルコスト平均法を否定する理由と私の考えについてまとめていきます

 

ドルコスト平均法を否定する理由

ドルコスト平均法を否定する理由は以下の4つに大別されます

 

ドルコスト平均法は市場が下落する事に賭けている

②得られる利益が減少する

③機会損失になる

④資産配分が乱される

 

順番に見ていきます

ドルコスト平均法は市場が下落する事に賭けている

ドルコスト平均法は市場が急激な下落に備える手法であり、同じ額でも下落時に大きく買い付けできるというメリットがあります

 

これは言い換えると市場がこの先下落する事に賭けているという事になります

ですが、市場は長期的に見たら右肩上がりに推移します。代表的なのがS&P500であり、きれいな右肩上がりを築いています

f:id:kooonyaaa:20220404072545p:plain


市場が右肩上がりに上がっていく事実に対して下落に備えるというのは不合理なのかもしれません

 

得られる利益が減少する

長期的に見た場合、高確率で市場は上昇します。その場合、市場が上昇するたびに買い付けられる数量が減り、より多くのコストを支払う羽目になります

 

また、短期的に投資をするのであればそもそもドルコスト平均法を用いる必要もないと主張されています

 

機会損失になる

投資資金が十分にあるにもかかわらず投資に回さなかったことで、本来受け取れるリターンが減少する、いわゆる機会損失に陥る事も考えられます

 

ひと月に10%上昇する投資信託を購入するとして、100万円を一括投資していれば110万円になりますが、10万円に分けて投資していた場合11万円にしかなりません。そして次の買い付けからは高くなった商品を購入する事になります。こう考えると損した気持ちになるでしょう

 

資産配分が乱される

ドルコスト平均法で投資を行うと、最初のうちは手元に投資されるのを待っている資金がたっぷりあります。そして投資を続けていくうちに手元の現金が減っていきます

 

最後に設定した期間が終了し、投資すべき資金を投入してしまうと、結局その次の日に市場が下落するリスクを負うことになります

それなら最初から一括投資をした方が機会損失を防げると主張されています

 

ドルコスト平均法と一括投資に対する個人的な考え

上記の一括投資派の意見には納得する点も多く、私自身の考え方と異なる為非常に勉強になりました

ドルコスト平均法は王道と言われる投資手法ですが、私自身万能ではないと考えています。ですが、今後もドルコスト平均法で投資を行っていきたいと考えています

 

一括投資を行う事の最大のデメリットは「高値掴み」だと考えます。もしも株価の一番高い所で買ってしまうと、その後の下落相場で資産を目減りさせてしまいます。その逆で株価が一番安い所を狙って投資をすることができればいいですが、それも難しいです。多くの人は株価下落時に大金を張ることができません

 

メンタルの強い方であれば時期に最高値を更新することに期待し含み損を耐えられるかもしれませんが、人は合理的に行動できるものではありませんので含み損に耐え切れずに売却してしまう人も一定数いるでしょう。結果的に高く買って安く売る最悪のケースを起こしてしまうのです

 

また、タイミングよく安値で一気に買い付けるという事を一体だれが出来るのでしょうか。よく投資の雑誌に掲載されている複数の経済アナリストの日経平均予想を見ますが、3ヵ月先ですら2万円台前半~3万円超えと意見が全く一致しない事もあります。暴落時ならまだわかりやすいですが、いつ来るか分からない暴落を待っているのも機会損失につながりかねません。また、一括投資を行った後に暴落が来てしまい、買い付け余力がないような状況になってしまうことも大きな機会損失になりえます

 

資産形成は市場に生き残り続ける事が大切

ドルコスト平均法は投資初心者向けと言われていますが、相場の変動に関わらず購入価格を平準化させることで結果的に大幅な損失を回避する事が出来ます。その結果、狼狽売りを起こさず市場に長くとどまる事が出来ると考えます

 

チャールズエリス著“敗者のゲーム”から引用しますと、1982年から2000年の間にS&P500に投資をしていた場合、上昇日のベスト10日間を逃した時の複利利回りに与える影響は17%も低下すると示されています。また、ベスト30日間を逃すと実に4割が消失してしまいます。

 

投資家はこのベストな数日間に市場に居合わせる必要があるのです。一括投資をした後に狼狽売りをして資産を減らし、市場からも離れてしまっては何も残りません

 

一括投資もドルコスト平均法共に主張点はありますが、長く続けるという一番重要なことを念頭に置いたときに、私はドルコスト平均法で投資を行っていきたいと考えます

 

 

今後も不定期でブログ更新していきます

ツイッターもよろしくお願いします

 

 

kooonyaaa.hatenablog.com

kooonyaaa.hatenablog.com