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三菱UFJ、三井住友FG、ジャックス、みずほリース、オリックス、三菱HCキャピタルの決算振り返り

決算振り返りです。今回は三菱UFJ、三井住友FG、ジャックス、みずほリース、オリックス、三菱HCキャピタルです

 

【】内は証券コード、()内は5/18時点の配当利回りです

 

【8306】三菱UFJ(4.34%)

・23.3期は前年比で純利益-1.2%

・24.3期は純利益+16.4%予想

・配当を9円増配し41円

 

〇感想

2022年度は2年連続で純利益一兆円越え、期初から毎回記載されていましたが、第4QにMUB売却益が計上され、結果的に期初の予想を上回る結果となりました。今期は1.3兆円を超える純利益予想で過去最高予定です。配当は9円増配で過去最高の28%の増配率は尋常じゃなく高い。凄い

(出典:決算説明資料)

 

上図の通り、2022年度は総還元性向75%でバスバス自社株買いを実施しています。今期はまだ未定ですが、過去最高益を出すのであればおそらく実施するでしょうね

 

累進配当で減配の不安もありません。今期はMUB売却で数字がごちゃごちゃしましたが、終わってみれば問題ありませんでした。そもそも、MUB売却はいわゆる“損切り”でしたが、この時の損失が無ければ今期も過去最高益でした

 

今回の増配をうけて利回りは4%を超えてきました。決算時点で500株保有していましたが、コツコツ買える状況になったと認識しています

 

 

【8316】三井住友FG(4.36%)

・23.3期の前年比は純利益+14%

・24.3期は純利益+3.7%予想

・23.3期の配当を10円増額、今期はさらに10円増額し250円

 

〇感想

3期連続増益です。みずほFGは保有していませんが、メガバンクは3行とも好調ですね。2022年度は最終的に予想より上ブレて着地したため、増益による増配をしてくれました。為替や個人向け部門でブレーキを踏みましたが、海外や企業向け部門で利益を上げていますね

 

与信関係費用も2020年のコロナから徐々に減少していますが、今期は金融不安などから少し多めに見積もっていますね。与信関係費用とは貸したけど返ってこないお金と言うことで「帰ってこなくてもいいんです。私たちは信用を与えました」ということでいいでしょうかね

 

また、PBR改善についても資料に記載されています。政策保有株式を削減すること、自社株買い視野に入れていることも同資料に記載がありますね。

(出典:決算説明資料)

 

【8584】ジャックス(4.27%)

・23.3期の営業利益は前年比+18.4%、純利益+18.2%

・24.3期は営業利益+5.8%、純利益+6.2%予想

・23.3期の配当を5円増額、今期はさらに10円増額し200円予定

 

〇感想

中期経営期間中の配当性向を30%目安としており、中期経営計画では2022年度の利益を195億としていました。実際には216億円と上ブレて着地したため、増配してくれています。2023年度の中期経営計画の数字は220億ですが、今期の予想を230億と出しているので、進捗も順調ですね

 

2022年度は国内ファイナンス事業以外は全て増益しています。特に海外事業は64%増益と物凄い成長ですね。人口世界4位のインドネシアや経済成長率の高いフィリピン、二輪車需要が高くローン事業で売り上げを伸ばすベトナムGDP成長率5%越えのカンボジアで業績を上げています

 

5期連続増配、15期連続非減配。業績は6期連続最高益。折をみて追加投資したいなと思っているのですが、なかなか買い増し機会がありません。これだけ業績がよければそうですよね。現在112株保有中です

 

【8425】みずほリース(3.92%)

・23.3期の営業利益は前年比+77.4%、純利益+90.5%

・24.3期は営業利益+7.1%、純利益+9.2%予想

・23.3期の配当を17円増額、今期は19円増額し166円

 

〇感想

期初に発表した130円から実に23%の増配です。連続増配記録はこれで21期連続となりましたが、これだけ増配しているにも関わらず配当性向はまだ26%弱ですから驚きです

 

2022年度は営業利益から過去最高。決算説明資料によると“ベースの収益力が着実に伸長し、各段階利益とも前年度比大幅に増加”ということ。2021年度に新規投資した事業が利益に貢献したり、既存の関連会社も好調と言うことです。つまり“これが私たちの実力です”というところでしょうか。2021年度は本決算前に下方修正したこともあり、その反動も大きいですね

 

そして2023年度はさらに利益を伸長させ過去最高を更新する見込みです。それに合わせて配当も増額。無理して連続増配を続けているのではなく、業績に連動して増配しているのだから素晴らしいですよね

(出典:決算説明資料)

 

さらに新中期経営計画を発表しています。中身を見るといろいろと書かれていますが、超簡潔にすると“2025年度の利益を420億円、配当性向30%にあげるよ”と言ってます。

 

今後も増配が期待できますし、連続増配もかたいですね

【8591】オリックス(3.87%)

・23.3期の営業利益は前年比+3.9%、純利益-12.5%

・24.3期は純利益+20.8%予想

・配当を8.4円増配し94円、500億円の自社株買い実施

 

〇感想

コロナ以降、期初から増配発表はしていなかったのですが、今期は一発目に増配を発表してきています。ただし、“配当政策は配当性向33%か85.6円の高い方”ということなので、上振れも下振れも考えられますね。期初から発表して大丈夫なの?と気になったりもするのですが、ある程度の自信もあるのですかね

 

2021年度は弥生会計の売却益を計上しているので、その反動で減益です。弥生の売却益を除いてもベースは減益ですが、まぁほぼ横ばいと言う認識でいいでしょうかね

 

オリックスは一応リース業に分類されますが、関連会社が1000社以上あり、保険や銀行、企業のM&Aと多様なビジネスを行っています。DHCの株式を取得したり大阪にカジノを含む統合型リゾートに出資したり東芝を買収したりと最近も話題に事欠きませんね

 

いろいろなセグメントで利益の増減がありますが、今期は増益予想です。空港、ホテルなどの不動産、航空機リースといったところが回復してくるのに加え、保険やリースなどの事業も増益の見通しです

 

自社株買いも実施してきますが、決算説明資料に、“まずはPBR1倍以上を目指す”という記述がありました。東証のPBR一倍割れ是正を意識した文言ですね。BPSは2868円ですから、株価の上昇余地はあるかもしれませんね

 

(出典:決算説明資料)

 

上図には、25.3期について、EPS351円と書かれています。もしこれが達成されるのであれば配当性向33%なら115円となります。取得が2300円でも利回り5%になる計算。達成できるかどうかは不明ですが、オリックスは純利益4000億円を目指すとしていますので、今期どれだけそこに近づけるのかが一つの注目ポイントかなと思ったりします

 

【8593】三菱HCキャピタル(4.84%)

・23.3期の営業利益は前年比+21.5%、純利益+16.9%

・24.3期は純利益+3.2%予想

・23.3期の配当を2円増額、今期は4円増額し37円

 

〇感想

まずは資料から

(出典:決算説明資料)

 

全体的に前年比で利益が伸長しています。減少しているところでいうと海外地域の分野ですが、前年に政策保有株式売却益があった反動なので問題ありません。また、ロジスティックが大幅に上昇してますが、これは2021年11月に米国のコンテナリース会社を買収したことにより大きく利益貢献しています。ちなみに三菱HCはこの買収でコンテナリース業界2位に食い込んでいます

 

2023年度も増益予想ですが、“事業投資頑張るから思ったより利益は伸びないよ”といったところ

そして配当ですが、増配率19%となる37円とは驚きました。配当性向40%目安としてますが、今期は44.3%と頑張ってくれています。この増配によって利回りは5%付近まで上昇、またコツコツ買っていっていい水準になりましたね。現在337株ですが、とりあえず500株目指して買っていこうと思ってます

(出典:同上)

 

まとめ

証券コードの順に決算を振り返っているので、今回は金融系でした。そして全て増配していました。

今回の企業は累進配当銘柄といっていい企業群だと思います。全ていくらあってもいいなと思っています。まずは三菱HCキャピタルの利回りが5%付近のうちはコツコツ買っていこうと思っています

 

 

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