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【23.4Q】NTT・KDDIの決算振り返り&感想記事

持ち株決算振り返り&感想記事です。今回はNTTとKDDIについてまとめました

 

※【】内は証券コード、()内は5/10時点の配当利回りです

 

【9432】NTT(3.2%)

・24.3期の最終利益は前期比5.5%増の1兆2795億円

・25.3期の最終利益は14%減の1兆1000億円の見込み

・24.3期の配当を5.1円へ、今期は5.2円へ増配

 

○感想

最近は株価が右肩上がりのNTTさんです。心配する声もちらほら。そこでまず、今年2月に行われた資産形成フェスタの資料を見て下さい

 

(引用:資産形成フェスタ2024プレゼンテーション資料)

 

はい。全く気にする必要は無いですね。それでは決算内容ですが、まず還元について。

23.3期の配当は0.1円増額、前期比で0.3円の増配、今期は更に0.1円増配です

(引用:決算プレゼンテーション資料)

 

これについて決算会見の質疑応答では「配当が小幅ですが株主還元に変更は?」と言われるシーンがありました。個人的にはそんなことないと思ったのですが、NTTからは「株主還元についての方針に変更はないけど、25分割しちゃったので0.1円って何だこれって思われるかもしれない」と笑っていましたね

 

また、着実にEPSを成長させたい、株主還元を意識していきたいと話していました。一方で、自社株買いについては特に言及はしていませんでしたね。今期は業績が下がる事もあり、実施は無いものと考えていた方が無難かもしれません

 

業績についてですが、23.3期は過去最高を更新しています。そして24.3期は減益予想です

(引用:決算プレゼンテーション資料)

 

23.3期はノンコア資産のスリム化をしたということだそう。無線中継局とか、利益に貢献しなくなってきた資産を売却する準備を数年前からして、23年度に実行したということらしいです

 

大体2000億円ぐらいの資産を売却して1000億の利益を計上していると。その利益が今期は剥落してしまうのが現役の大きな要因とのことです

(引用:決算プレゼンテーション資料)

 

それ以外にも能登半島地震災害復旧費用やNTT東や西でも一過性コストもあるようですね。また、上図にもあるように、2027年度にEBITDA20%増を目標としており、2024年度は準備期間・構造改革期間という位置づけのように感じました

 

特にデータセンター事業は年間の成長率が20%を超えているようで、ここへの投資を積極的に行っていく、リターンは先になるという話も出ていましたから、単年の減益を気にしなくていいかなと思うところです。もともと永久に保有する最強銘柄ですからね

 

NTTは最近株価が下落基調で、配当利回り3.2%という数字も最近では珍しいように感じます。事業投資を積極的にしていることもあり、少し資産も減らしているようです。周囲の評価が下がって株価がズルズル下がってくれるなら、私はとっても嬉しいなと思います

 

毎日コツコツ買っていますが、決算後の株価下落で反射的に100株購入してしまいました。さらに下がるなら持ち株を売却してでも買い増そうと思うところです。ひとまず5000株保有を目指して行きたいですね

 

【前回の決算振り返り記事はこちら】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

【9433】KDDI(3.36%)

・24.3期の最終利益は前期比6.1%減の6378億円

・25.3期の最終利益は8.2%増の6900億円の見込み

・配当金を145円へ増配

・8700万株、3000億円の自社株買いを実施

 

○感想

こちらは連続最高益は10期で途絶えてしまいましたが、だからなんだという話だと思います。当初は最終利益6818億円の予想だったところが500億円ほどマイナスになったという、それだけの話です

 


(引用:決算説明資料)

 

ミャンマーの通信事業が赤字でリース債権が遅延していることが主要因ですが、一時的な影響としています。ただ、決算短信には「回収状況によっては引当金の追加計上等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす化膿性があります」と記述があります。一時的ではないかもしれませんね

 

ただ、上図にもあるようにMVNO収入や楽天ローミング収入は減少していますが、それ以外は増益しているようです。楽天ローミング収入は26.3期には減少幅が小さくなるとのことでした

 

ARUP収入(一契約あたりの売り上げ)ですが、一応前年よりは増収しています。ただ、前回の決算振り返り記事で「ぐいーん」と書いたのですが、実際には「ぐっ」ぐらいの増収でした。語彙力低くてごめんなさい

(引用:決算説明資料)


ARPU収入は今後なかなか伸びないでしょうから、いかに付加価値を出していくかという所ですよね。決済であったり、金融であったり。そこは順調に伸びているとの事です

 

あと、三菱商事と共同でローソンを経営する事になりましたが、その事について資料には結構しっかり書かれていました。「ローソン・タウン」という構想もあるようですね

(引用:決算説明資料)



ポンタ経済圏のさらなる発展と顧客獲得が主たる目的でしょうけど、壮大な取り組みで面白いですよね。夢のような、それでいて夢で終わってしまいそうな取り組みにも見えなくもありませんが、パートナーが三菱商事ですから現実になるかもしれませんね

 

あと、ローソンのTOBが早く終わったので利益が決算に前倒しで織り込まれそうだということです。公表されている数字以上の利益が出るかもしれませんね

 

株主還元に関しては、結局期初に発表した5円増配&3000億円の自社株買い以降の還元発表はありませんでした。減益でしたし、十分ですけどね。今期は5円増配の145円、3000億円の自社株買いとしています。これで22期連続増配、23期連続増配見込みです。素晴らしいですね

(引用:決算説明資料)


自社株買いですが、トヨタKDDIの株式を売却するとの事から、上記のように書かれています。自社株買いについてはIRが出てたので読んだのですが、14頁にわたる長文で途中から頭が痛くなったのでやめました

 

要するに「トヨタが売ろうとしているかトヨタにお願いして市場に放出せず直接買いますよー、でもそれだけじゃなく市場からも買いますよー。去年と同額が妥当だと判断しましたよー」というニュアンスで受け取りました。間違ってたら炎上させて下さい

 

あと、この自社株買いは10月末までで終わるとなっています。決算動画では、2000億円程は追加の自社株買いをするようなことも視野に入っている様な言い方をしていました。「総還元性向100%を上限に」という表現を使っていましたね

 

なんでも、1年延長した中期経営計画の目標値であるEPS388.7円を何としても達成するということを口にしていました。そのために経営の見直し、コストカットの他、自社株買いも継続的に行っていくということです

(引用:決算説明資料)

 

なんだか凄い規模の還元になりそうです。NTT同様にKDDIも株価がいまいちですが、コツコツ買っていれば報われそうですよね。通信だけでなく幅広い分野に展開していて資料を読んでるとわくわくします

 

【前回の決算振り返り記事はこちら】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

そんな感じです。通信はオワコンなんて意見もたまに見かけるのですが、私はむしろ始まってると思う側の人間です。二社とも決算動画を子供たちと遊びながら聞いていましたが、改めて積極的に投資したいと思いました

 

決算では還元を強化して大増配するような企業が目立ちますが、この2社は昔からずっと還元をし続けています。そしてこれからも業績と配当を積み上げてくれると思っていますね。本日もここまで読んでいただきありがとうございました

 

 

今後も定期的にブログ更新していきます

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