パラマウントベッドHDに新規投資したので、せっかくだから5月に発表された本決算を振り返りたいと思います
また、1銘柄だけだと微妙だなと思い横河ブリッジの決算もまとめました
どこよりも遅い決算振り返り記事となっていますが、良ければお付き合いください
【5911】横河ブリッジHD(4.10%)
・24.3期の最終利益は前期比5.4%増の118億円
・25.3期の最終利益は前期比1.3%減の117億円
・配当金を15円増配
〇感想
まずは配当金から。第一四半期決算時に累進配当を導入、第三四半期決算では5円の追い増配も発表してくれたのですが、今回は15円増配で私を大喜びさせてくれています
(引用:決算説明資料)
配当政策は配当性向30%以上の累進配当としていますが、今期は38.3%としています。横河ブリッジさんにしては配当性向を大分上げているように見えますね。まぁまだ大丈夫な水準ではありますよね
24.3期の売り上げは過去最高だった23.3期とほぼ横ばい。営業利益からは増益です。そして純利益は政策保有株式の売却益があり過去最高益です
資料には“企業価値向上に向けて”というスライドに9つの取り組みが書かれています。その5番目に“政策保有株式の縮減”とあります
(引用:決算説明資料)
“2024年度も更なる縮減を予定”とありますから今期も売却益は計上されそう。また、連結貸借対照表を確認すると“投資その他の資産”は売却しているにも関わらず株価の上昇で増加していますから、売却益もそれなりになるかもしれませんね
予想していた最終利益の120億円には1.2%届かず。中間決算で純利益を106億円⇒120億円に上方修正してたので当初の予定よりは上ですね
ただ、25.3期が最終年度となる第6次中期経営計画の目標達成はどうやら難しそうです。ROEが9%を維持されるのはいいのですが、それ以外は下ブレそう
(引用:決算説明資料)
エンジニアリング関連事業の大幅な成長を見込んで立てられていた計画でしたが、なかなか、難しかったようです。横河ブリッジHDは橋梁だけでなく工場や倉庫等の建物建築にも携わっており、「yess建築」という独自の技術で業界トップに立っています
ですが、建設コスト上昇、設備投資計画の延期というところがあり伸び悩みました。ドライバーの残業が規制される2024年問題に向けて倉庫新設需要は高まりますから、今後に期待したいところ。引合い(売買前の取引や問い合わせ)は順調で需要はあるとのことですしね
受注先ですが、半数近くが国や地方自治体、高速道路会社となっています。国土強靭化の推進や安心、安全の確保のため高速道路の4車線化を進めていくこと、行動経済成長時期に作られた橋や高速道路の補修など、国が進める国土強靭化計画に刺さってる企業だと思います
(引用:決算説明資料)
この決算を受けて株価は横ばいですので、増配により配当利回りが上昇し4%に乗りました。新NISAで少しずつではありますが購入しています。時価総額は小さいですが、個人的に好きなんですよね
【前回の決算記事はこちら】
【7817】パラマウントベッドHD(3.35%)
・24.3期の最終利益は前期比15.3%増の106億円
・25.3期の最終利益は4.9%減の101億円の見込み
・配当金を32円増配
〇感想
決算が出た際には保有していませんでした。そしてこの大増配の発表を受けて目の前が真っ暗になりました。手持ちのポケモンが全滅した気分です
一年以上監視していて、よく知っている企業ということもあり自身もあって、あとは待機資金と相談しながらどのタイミングで投資するかを検討していたところでのこの発表。その日の夜間取引でも暴騰していましたし、ほんとに気分が悪くなりました
ただ、翌日に恐る恐る株価を見ると前日比マイナス。「アレ?バグかな?」と思ったのですが、その後も株価は横ばいなので本当に嬉しかった、そんな感情を1ヶ月前に抱いていました
この大増配の理由は配当方針の変更です。こういった類のお知らせ、今回の決算でほんとに多く見かけましたね
(引用:中期経営計画)
“DOE2.7%及び配当性向30%”⇒“DOE4.0%及び配当性向50%”への変更ですから、そりゃ大増配になるわけです
ただし、これ以上の引き上げはないでしょうから、今後は業績の緩やかな上昇に伴った着実な増配を期待するところです
業績も好調で、過去最高の売り上げと利益を更新しています。事業そのものが順調に推移しています
(引用:決算プレゼンテーション資料)
リカーリング=ストックビジネスが順調に伸長していることで安定した利益が得られています。もともと大崩れするビジネスではないですしね
今期も売上、営業利益は過去最高更新する見込みです。利益率や経常利益以下は減少すると見込んでますが、正直気にする必要ないレベル。控えめに見積もった数字だと思うところです
(引用:決算プレゼンテーション資料)
決算にあわせて、中期経営計画(以下:中経)と新ブランドメッセージの発表もありました
中経では2030年の長期目標に向けた第2フェーズとなります。第1フェーズの時点で第2フェーズに向けたビジネスが既に成長を見せているので、今後にも期待です
(引用:中期経営計画)
第二フェーズの最終利益目標は営業利益170億円。そのためには医療・介護だけでなく、健康事業の成長が鍵を握っていますね
(引用:中期経営計画)
健康事業の24.3期の売り上げが22億円。これを50億円にあげようとするわけですから大変だと思います。CMなどの広告費をかけていくとのことで、今後の展開には注目していきます
健康事業って、要するに介護を必要とする前の現代の方たちをターゲットにしています。睡眠負債ってアルツハイマー型認知症の発症要因になるので、是非そのことを知っていい睡眠の為にパラマウントベッドを利用してもらいたいです
ブランドメッセージについては「WELL-BEING for all beings」としています。
英検四級の資格を持つ私が訳すとするならば、“全ての人たちの幸せの為に”であっているでしょうか。英語ができな過ぎて受験レベルを落とした私の為に誰か教えてください
動画を拝聴しましたが、良かったです
(引用:決算プレゼンテーション資料)
とにかく、この大増配で株価がぶちあがらなくて本当に良かったです。これから主力にするぐらいの気持ちで投資をしていきたいと思うところです
【新規投資した時の記事はこちら】
そんな感じです。横河ブリッジHDもパラマウントベッドHDも時価総額は決して大きくなく知名度も無いと思いますが、私の個人的な“推し”です
「銘柄に惚れるな」という言葉もありますが、そんなこと言われても困ります。親に「そいつと結婚するな」って言われても惚れてたらするでしょ。惚れてれば多少減益しても笑って許せるし握力高まって長期保有できるでしょう
わたし何言ってるんですかね。頭おかしいのでこの辺で終わりにします。本日もここまで読んでいただきありがとうございました
今後も定期的にブログ更新していきます
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