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九州リース、東京海上、JR九州、住友倉庫、NTT、KDDIの決算振り返り

持ち株決算振り返り&感想です。今回は九州リースサービス、東京海上HD、JR九州住友倉庫、NTT、KDDIについてです

 

【】内は証券コード、()内は5/19時点の配当利回りです

 

【8596】九州リースサービス(3.14%)

・23.3期の営業利益は前年比+68.5%、純利益2.8倍

・24.3期は営業利益-27%、純利益-55.6%予想

・23.3期の配当を2円増額し、今期も25.5円を維持

・23.3期をもって株主優待を廃止

 

〇感想

まず残念なお知らせが、株主優待の廃止です。元々私は株主優待目当てでここを購入したので、当初の目的は無くなってしまいました。当時夜勤明けでテンションが高く頭がおかしくなっていたのと、たまたま臨時収入が入り何か買いたくなってしまったときに目についた銘柄でした。普段なら利回り3パーセント未満はまず投資しないのですが、クオカード目当てに購入しました。夜勤明けに投資するのは危険ですね

 

その後思いのほか増配してくれ、今回の増配で取得利回りは4%を超えました。含み益もそれなりにありますし、もともと非減配銘柄だったことや業績も安定しているのでこのまま保有しようと思っています

 

優待廃止の理由は“株主様への公平な利益還元”というよくあるあれです。業績悪化によるものではなく配当に資源を充ててくれるならまぁ仕方ないかと思うところです

 

さて、業績は2022年度は過去最高益を出しており、最終利益は前年比2.8倍となっています。業績そのものが堅調に推移したことに加え、航空機や不動産の売却益のほか、保有していたシノケングループTOBによる売却益が計上されすごい数字になりましたね

 

今期はその反動で減益ですが、期末配当を増配し今期も維持してくれるという事ですのでありがたいなぁと思う次第です

 

単元のみの保有ですし比率も大きくないですが、今期は中期経営計画の最終年ですので、営業利益40億を達成できるかどうかは少しだけ気にしています

【8766】東京海上HD(3.5%)

・23.3期の純利益は前年比-10.4%

・24.3期は純利益+40.8%予想

・配当を21円増配し121円を予定&500億円の自社株買い実施

 

〇感想

2022年度はコロナ保険金の支払い増加や災害支払いで中間決算で下方修正を出していました。ですが、いずれも一時的な支払いで、これらが無ければ前年比で増益だったという事です。まぁ保険業はこういったことが生じるので、“たられば”はあまり参考にしないようにしていますが…

 

今期はその一時的な支払いの反動、政策保有株式売却を進めること、金利上昇による投資益の増加も見込んで過去最高を予想しています。配当性向は50%を目指していくことを以前から明記していきましたが、今期は45%と着々と上昇しています。下の図のとおり配当性向を今年度50%に引き上げるなら、まだ還元余力があるということになりますので、期中の増配も考えれ得れるのかなと感じています

(出典:決算説明資料)


増配率も21%と申し分なく、SOMPOの15.3%、MS&ADの20%と業界でも一番です。

20円ではなく21円の増配はMS&ADを上回る為?とかってに思っちゃいました

普通配当は減配なく、また企業も減配しない事を明記しています。配当利回りもこの増配で4%を超えてきました。また買っていきたいと思っています

 

【9142】JR九州(3.0%)

・23.3期の営業利益は前年8.7倍、純利益2.35倍

・24.3期は営業利益+33.1%、純利益+30.6%予想

 

〇感想

2020年度に赤字を出してから、じわじわと業績が回復してきています。JR九州は配当政策について、配当性向35%目安、93円を下限とています。他のJR各社がコロナ禍で減配してきた中、配当性向が100%を超えようが赤字だろうが93円を出し続けてくれたことに勝手に感謝しています。今期はようやく配当性向も35%付近まで戻ってきました。業績が上ぶれれば、増配する可能性もあるかもしれません。

(出典:決算説明資料)

 

業績の回復の主要因はインバウンドの回復とコスト削減の二つ。売り上げが過去最高だった2018年度の運賃収入に今期は迫りそうとの見立てを出しています。鉄道事業の売り上げは400%増になる予想ですね。すごい。また、不動産業も安定的に収入を出していくとしています

 

コスト削減については下の図が分かりやすいですかね

(出典:未来の鉄道に向けて/JR九州)

 

これらの取り組みにより、年間140億円の削減に成功したとの事。固定費の削減はやっぱり大きいですね。ちなみにBPRとは構造改革という意味だそうです。知りませんでした

 

電気代高騰などの影響も受けていますが、やはり一番の影響は“コロナウイルス”でしょう。正直これ次第だろうなというところです。5類への移行が行われたので以前のような自粛ムードにはならないかと思いますが、、、。なんにせよ、頑張って欲しいですね

 

【9303】住友倉庫(4.5%)

・23.3期の営業利益は前年比-6%、純利益+14%

・24.3期は営業利益-44.4%、純利益-44.8%予想

・配当を1円増配

 

〇感想

まず、3月末に今年度からの中期経営計画が発表されました。その際に配当政策を100円を配当下限とし、DOE3.5%~4%とする方針に切り替えています。配当性向だけ見れば高めですが、DOEは3.6%程度なので無理のない増配ですね

 

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今期は海運事業売却益剥落により大きな減益予想ですが、海運事業を除いた物流、不動産事業で見ても営業利益は減益予想です。事業は概ね堅調に推移しそうですが、やっぱり人件費や光熱費などの高騰が痛いですね

 

なんにせよ、これで11年連続増配、非減配期間は23期になりました。生活インフラを担う産業は安定感がありますね

 

【9432】NTT(3.03%)

・23.3期の営業利益は前年比+3.4%、純利益2.7%

・24.3期は営業利益+6.6%、純利益+3.5%予想

・5円増配&1:25の株式分割を実施

 

〇感想

決算発表を受けて目ん玉が飛び出た投資家も少なくないでしょう。NTTが7/1より株式を25分割です。4000円の株価が160円になる。4株が100株になる。驚きです

私は決算時点で100株保有していたのですが、7月からは2500株ホルダーです。なんか急にお金持ちになった気分ですね。さらに株主優待も変更なく、保有期間に応じてdポイントがもらえます。私は家族分の口座を管理していますので、各口座で4株ずつ買っておこうと考えています

(出典:決算説明資料)

 

上図のうち、2009.2015.2020と株式分割をしています。ほぼ毎年のように最高益を出して自社株買い、株価が上がったら分割。素晴らしい流れですね。昨年は総還元性向79%と超手厚い株主還元をしています


さて、決算内容は過去最高を更新です。今期も売上こそ微減も営業利益からは最高を更新します。通信サービスは622億の減益となっています。通信料金の低下は影響を与えていますね。個人顧客に対しては伸びしろはあまりないのかなと思うところですが、法人用には今後も凄い可能性があります。それが「IWON」構想です

 

“IWON”は私の理解が追い付いていないのですが、超ざっくり説明するとこれまで主に電気信号で行っていた通信網を光信号に変えようとする構想で、世界のルールをひっくり返そうとしている事業という理解でいいと思います

 

既に2022年度から実装されており、拠点間を光で繋ぐ取り組みをしています。2030年度には完全実装を目指しています。最終的にはコンピューター内部の半導体まで全て光エネルギーで繋いじゃおうとするわけですね。これができると、電気代は1/100、伝送容量は125倍、タイムラグも1/200になります。脱炭素、メタバース、自動運転にも非常に貢献できるわけです。ワールドカップもWBCもサクサク見れるようになるわけですね

(出典:HPより)


現時点で既に世界中の企業がIWONの導入を検討しています。AmazonやGoogle、渋谷区なんかも入っていますね。

このIWON構想は世界でNTTしか取り組んでいません。本当にNTTが世界を変えるかもしれないなぁとワクワクします。そしてこのタイミングで株価が200円以下になります。NTTに関しては、もう利回り気にせず買っていこうかと思っているぐらいです

 

【9433】KDDI(3.13%)

・23.3期の営業利益は前年比+1.4%、純利益+3.4%

・24.3期は営業利益+0.4%、純利益+0.4%予想

・配当を5円増配&3000億円の自社株買い

 

〇感想

NTT同様、こちらも呼吸するように過去最高を更新し、今期も売り上げから過去最高を更新する予定です。配当も5円増配で、これで22期連続増配予定です。昨年度は総還元性向80%と凄い還元をしていますね

 

一方で、原価の高騰、光熱費の高騰、一人当たりの通信料金が低下しているというところもあり、見通しが明るいわけでもなさそうかなという印象を受けてもいます

 

(出典:決算説明資料)

 

NTT同様、KDDIも個人向けは伸びしろが限定的(頭打ち?)していると思うと、やはり法人向けだったりそのほかの事業に活路を見出すことになるのでしょう。特に金融事業はauじぶん銀行の貸し出しが増加していたり、auPAYカードの発行数も伸びていたりと順調に伸びていますね

 

NTTの「IWON」のような壮大なビジネスがあるわけではないので今後通信料金以外でどれだけ利益を出せるかが一つ注目なのかなと思いますね。ただ、以前として営業利益率は18%を超えていますし、一人当たりの通信料金が底打ちいつするかですね

 

まとめ

今記事をもって決算振り返りは終わりです。今回はプライベートでバタバタしたので振り返りが遅くなりました

 

また、そもそも私が思ったことをザックバランに書いているので、間違ったこと発信している可能性も十分あります。参考程度にしていただければ幸いです

 

それにしても、この期間に計31企業の振り返りを行いましたが、ちゃんと調べたようでわかっていなかったり、文章にまとめることができなかったり、理解が追い付いていないことが多々あるなと未熟さを痛感します。日々勉強していく、継続していくことが大事だと改めて思いますね。がんばろ

 

 

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