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年収400万の介護士でも資産形成できると信じて投資に励んでいます

【23.2Q】JR九州、住友倉庫の決算振り返り&感想

持ち株の決算振り返り&感想です。今回はJR九州住友倉庫についてまとめました

 

※【】内は証券コード、()内は11/22終値配当利回りです

 

【9142】JR九州(3.01%)

・第二四半期累計の連結最終利益は前年同期比2.3倍

・通期予想の407億円に対する進捗率は68.7%

 

〇感想

第1四半期決算の純利益が177億、第2四半期は102億ですから少し緩やかになったとは思いますが、十分な利益水準ですね。第2四半期単体で見ても前年同期で2倍となっています

 

セグメント別に見ると全体的に上昇していますが、特に本業である運輸事業の回復が大きいですね。昨年末から需要が回復してきています

(引用:決算説明資料)

 


鉄道事業ではインバウンド需要が継続的に見られており、訪日外国人向けのレールパスはコロナ前と比較しても同水準で売れています。そして価格が以前よりも上昇していますから、売り上げもコロナ前より伸びています

(引用:決算説明資料)

 

不動産はもともと安定していましたが、ホテル事業の回復も寄与しています。あとは流通・外食セグメントも大きく利益を伸ばしています。やはり今年5月にコロナが5類に移行したことで人流が回復したのでしょうね

 

私の周りでも旅行に行く人が増えました。介護士なのでコロナにはかなり気を付けていますが、雰囲気はコロナ前に戻ってきましたね。私も旅行したいなとよく思います

 

コロナがなくなったわけではありませんが、世間がコロナと共存してきているように感じます。ちょっと前までは先行きの見えない世の中でしたから、これでよかったのかな。脅威であることには変わりないですけどね

 

さて、JR九州に対して、私が勝手に期待を寄せているのが増配です。配当政策について、93円を下限として配当性向35%を目安に配当を行うとしています

 

今期の予想に対する配当性向は35%。現在の進捗率が70%近くになっていると考えると、次か本決算で上方修正して増配があるのかなぁなんて期待しちゃいます

 

個人的にも、“ずっと待ってたし、そろそろよくない?”なんて思ってるのですが、いかがでしょうか、JR九州さん。

(引用:決算説明資料)

 

 

あと、九州全体に期待することと言えば半導体関連の投資が活況です。特に台湾の半導体メーカーTSMCが熊本に工場を建設したことは話題になりましたよね。その影響について以下のように語っています

 

“沿線の人口が増えることや、福岡から現地への移動需要の高まりなどにより、九州新幹線豊肥本線のご利用が増加することが期待される。また、今後沿線開発にもチャンスがあるのではないかと、前向きに捉えている”

 

具体的にどうなるかどうかはわかりませんが、少なくとも悪い影響はないですよね。もともとそれ目当てで投資したわけではありませんから、プラス要素が顕著に現れるようなら望外です

 

【前回の決算振り返り記事】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

【9303】住友倉庫(4.17%)

・第二四半期累計の連結最終利益は前年同期比62.9%減

・最終利益を3.7%下方修正

 

〇感想

国際輸送部門で海上運賃の下落、輸出入貨物の取り扱いも伸び悩みました。また、陸上運送でも人件費の上昇と傭車費(配送業務を下請けの運送会社などに依頼するなどの費用)が増加したことによって上期の予想を下回る結果となりました

 

この流れは上期だけでなく下期にも見られると予想しているようです。また、海外子会社もあまり調子がよくないと見込んでおり、通期の予想も下方修正しています。営業収益からEPSまで下方修正を出しています。まぁ仕方ないですね

(引用:決算短信)

 

ちなみに、去年海運事業を売却していますから、利益全体が前年を下回るのは当然です。なので前年同期比62.9%減という数字はあてになりません

 

決算短信の15Pには海運事業を含まないセグメント別の前年比との利益を出しています。営業収益は10.3%減、営業利益は15.3%減。これが実態として近しいでしょうね。

(引用:決算短信)

 

今年度から始まった中期経営計画でも物流事業と不動産事業に経営資源を注ぎ込んでいくとしています。具体的には静岡に新倉庫を建設し今年10月に竣工(工事完了)、福岡にも新倉庫を10月より着工(工事開始)、不動産も取得するなど着々と取り組みを拡大して行ってます

 

去年海運事業を売却、その資金を事業投資に回して事業を展開していく。それが利益に貢献するまでにはどうしても時間がかかるでしょう。企業も成長するのに時間がかかりますから、長い目で見ていきたいと思うところです

 

さて、住友倉庫は第1四半期の決算で自社株買いを発表しています。20億円を実行予定ですが、既に半数近くを取得しています。今年はそれほど大きな自社株買いではありませんが、やらないよりは全然ましですからありがたいなと思うところ

 

利益自体は伸び悩んでいますから、今の株価で買おうとは思いません。配当は新中期経営計画でDOEを採用していますから減配はないでしょうが、急激な増配もしない(できない)でしょう。であればなるべく安く買いたいところですから、利回り5%近くになったら購入を検討していきたい、そんな気持ちです

 

【前回の決算振り返り記事】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

まとめ

決算から2週間ほど経ち、ようやく決算内容を確認しています。四半期決算を受けて売却するとかはありませんし長期的には誤差ですが、それぞれの企業の取り組みだったり進捗をみたりするのも楽しいですね

 

今回の二社はポンポン増配するわけではないですが、不景気でも安定感があって配当も減配はありません。連続増配企業も良いですが、こういった企業も好きです。積極的に株数を増やそうとは思ってませんが、末永くお付き合いしていきたいと思っています

 

 

今後も定期的にブログ更新していきます

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