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年収400万の介護士でも資産形成できると信じて投資に励んでいます

【23.2Q】日本ケアサプライ、日本電気硝子、横河ブリッジHDの決算振り返り&感想

持ち株決算の振り返りと感想記事です。日本ケアサプライ、横河ブリッジHD日本電気硝子についてまとめました

 

※【】内は証券コード、()内は10/30時点の配当利回りです

 

【2393】日本ケアサプライ(4.12%)

・第2四半期累計の経常利益は前年同期比2%増

・通期計画の23億円に対する進捗率は44%

 

〇感想

採用の強化、レンタル資産の積極的な投入、物流のIT化による効率化などで福祉用具のレンタル卸は堅調に推移。収益の第二の柱を目指している高齢者生活支援サービスも順調に収益拡大をしている様ですね

(引用:決算補足資料)

 

 

進捗率に関しては下ブレているものの、当初の計画から変更はないとのことです

 

現在全国94カ所に営業拠点があり、福祉用具のレンタル卸事業を全国に展開しほぼ独占している状況です。今年も既に千葉と青森に拠点を新設するなど事業投資も積極的ですね

 

もともと現中期経営計画は事業投資を積極的に行うフェーズとしています。レンタル資産の購入もバシバシやりまくってますから、将来が楽しみだなぁと思っている銘柄でもありますね

 

これは私の本業にも関わってきますが、2024年に介護保険法が改正されます。介護報酬の改定や福祉用具貸与についても「福祉用具のあり方検討会」において検討が進められていますから、少しだけ気にしておこうと思います

 

【前回の決算振り返り記事】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

【5214】日本電気硝子(4.4%)

・第3四半期累計の連結経常損益は20.7億円の赤字

・発行済み株式総数の8.6%なる800万株、200億円を上限とする自社株買いを実施

 

〇感想

第2四半期に続き、第3四半期も業績は赤字継続。原燃料価格の高騰でコストが上昇し、需要は低調、製品価格の改定もコスト回収に至らずと苦しい状況です。中東情勢の先行きも不透明で中国企業との競争も激化とあまりいい話はありません

 

そんな中で超サプライズです。8.6%の大規模自社株買いをかましてきました。しかも期間が11/1~2/29までの4ヶ月間ですから、凄いペースで行うことになりますね

(引用:自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ)

 

さらにさらに、超超サプライズだったのが2022年から2026年の中期経営計画を引き下げ、2024年から2028年までの新中期経営計画を策定することを発表し、その骨子を公表しました

 

現状の業績を回復させ企業価値の向上を図る為に新たに成長戦略を策定し実行するとしています。

この新中期経営計画の経営目標として、“ROE8%」の経営目標を設定し、企業価値の向上及びPBRの改善を図る”とあります。現在のPBRは0.5倍程度と低迷していますから、今後株価を上昇させる取り組みを行っていくということですね

 

また、政策保有株式の圧縮、資産の処分をして資産効率の向上を図るほか、自社株買いも2026年末までに総額500億円行うとしています。今回だけで200億円使っているのに凄い勢いですね

(引用:持続的成長と企業価値向上に向けた施策に関するお知らせ)

 

“安定配当”とあるように、もともと20年以上にわたり非減配を継続しています。環境や業績が苦しい中、こういった発表をしてくれるというのは株主のことを考えているなぁと思うところ。勿論、PBR是正の為に東証に取り組みの姿勢を見せるという側面もあるかもしれませんが、それでも嬉しい事です

 

今回の発表は来年度から始まる新中期経営計画の原本みたいなもの。具体的にどのように業績を反転させていくのか、具体的な発表を楽しみにしたいと思います

 

【前回の決算振り返り記事】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

【5911】横河ブリッジHD(3.67%)

・第2四半期累計の最終利益は前年同期比70.9%増

・今期の最終利益を13.2%上方修正

 

〇感想

10/25時点で上期の業績予想修正のIRが出ていました

(引用:業績予想の修正に関するお知らせ )

 

このお知らせの修正の理由に、こんな文言があります。“上半期の受注状況は全体的に低調”、“土木関連事業の大型プロジェクトの進捗も遅延傾向”、“そのため通期業績予想につきましては現在精査中であり、決算時にお知らせします”

 

この報道を受けて株価は一時大きく下落していました。上方修正のお知らせなのに下方修正を示唆するような内容でしたからね

 

さて、決算内容としては売上高は前述の理由から減少しますが、営業利益からは上方修正しており、EPSは294円になる予想としています。上期のシステム建築事業が前年同期比145%増となったことが寄与し、投資有価証券売却益も加算されています

 

株主還元について、配当性向30%以上の累進配当としています。この上方修正で配当性向は30%ちょうどですから、下期に業績の上振れがあれば増配もあるかもしれませんね

 

受注高が前年比で大きく減少となりますが、もともと前年が過去最高の年だったので仕方ないところもあります。それでも過去最高の利益予想ですから、全く心配いらないですね

 

個人的に、いつか1000株保有してクオカードをもらうことを夢見ています。おそらくこの決算を受けて上がってしまうかなと推測しますが、もし下がるなら増やしていきたいですね

 

【前回の決算振り返り記事】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

まとめ

今回の3社はそれぞれ

 

日本ケアサプライ:これからも事業投資頑張る

日本電気硝子:赤字だけどめっちゃ頑張るよ

横河ブリッジ:上方修正だよ、心配かけたね

 

こんな感じでしょうか。いずれも配当が安定的で財務も強く、個人的に好きな企業達です。決算を受けて業績は良くも悪くも様々ありますが、こうして減配せず長期的に右肩上がりに配当を増やしてくれる企業はいいですね

 

 

今後も定期的にブログ更新していきます

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