持ち株決算振り返り＆雑感です
【5214】日本電気硝子(4.79%)
・第二四半期の営業利益は－38億円の赤字、最終利益は165億の赤字
・175億円の特別損失を計上
・通期予想を200億円の赤字へ下方修正
〇感想
通期予想を赤字へ下方修正しています。特別損失を計上していますが、これは構造改革によるもので韓国事業を解散し中国へ移すことによる構造改革費用とのことですから、今後プラスに働くこともあるでしょうし特に気にしていません
(出典：決算説明資料)
営業利益から赤字になっているのはやはり気がかりですね。原材料価格高騰が昨年から尾を引いていますし、ガラスファイバの需要がなかなか戻らないために稼働率も低下し原価高が利益を押し下げるということです
日本電気硝子のここ最近の決算内容は芳しくありませんが、文末には必ず“なお、配当予想については変更ありません”と書いていますね。決算資料にも必ずこのスライドを載せています
(出典：同上)
正直、業績が良いから増配するのは別に普通です。業績が苦しい時に減配しない企業が好きです。そう考えると花王ってすごい(未保有)
【8031】三井物産(2.65%)
・第一四半期の最終利益は前年同期比8.1%減
・通期予想の8800億円に対する進捗率は28.7％
〇感想
減益予想ですがもともと昨年が大爆益だったので減益予想でしたし、8％減で済むなら予想以上です。資源バブルだった昨年はおいておくとして、一昨年よりも業績が良いですから全く問題ありませんね
金属資源セグメントが主に減益していますが、原料炭・鉄鉱石価格の減少及びPF整理したSMC売却に伴う配当減ということです。このセグメントを除けば前年比を上回っていますから十分です
(出典：決算説明資料)
前回の本決算時には累進配当を表明しましたし、700億円の自社株買いも８月末に消却予定、前期の自社株買い金額は2400億円ですからとんでもないです
なんなら今年も最終益１兆円を超すことだってあり得そうな数字ですから、ほんと凄いですね。なんか凄すぎて凄いしか言ってない
【8306】三菱UFJ(3.62％)
・第一四半期の最終利益は前年同期比4.9倍
・通期予想の1兆3000億円に対する進捗率は43％
〇感想
昨年はMUB売却しておりそこの利益が剥落していますが、それでも前期比1112億円稼いでいます
円安に加えて、持ち分法適用会社のモルガンスタンレーの決算期変更に伴い、6ヶ月分の利益が計上されています。前年比768億円増加となっていますが、そこは一過性の利益になります
更に昨年のMUBの減損損失を計上した反動が1972億円ありますし、与信関係費用も300億円浮いてますから、かなりいい事が重なっているなぁと思うところです
(決算説明資料)
海外の金利利ザヤも上昇していますが、今後は日本でも上昇していくのでしょうかね。この四半期はとにかくモルガンスタンレーの利益が大きかったので次回の決算では少し落ち着くでしょうか
それにしても本決算で９円の大増配をしていますが、更なる増配も期待できそうな内容でちょっと期待しちゃいますね
【8316】三井住友FG(3.82%)
・第一四半期の最終利益は前年同期比1.8％減
・通期予想の8200億円に対する進捗率は30％
〇感想
為替や決済ビジネスの好調、SMBC日興の回復、国内外の貸金収益などにより売り上げは増加していますが、与信関係費用の増加やインフレによる諸経費増などで純利益はちょっと下がりました。まぁ全く問題ないでしょう
事業部門別実績を確認すると全ての事業で増益していますね
(出典：決算説明資料)
7/28に日銀金融政策決定会合があり、事実上のYCC修正が発表されています。金融株は大きく上昇していますが、今後どのように業績に影響を与えるのかは気になるところ
それにしても、利回り５％が当たり前にあった一年前とは随分景色が一変しましたね。まだ買えない株価ではないと思いますが、心理的には買い辛いです
まとめ
全体的に株価が上昇しているので買い増しづらさを感じますね。メガバンクや総合商社の利回りがこんなに低くなるとは…
四半期決算は長期投資にはあまり影響しないという認識ですが、決算を受けて株価が下がったりするならいい機会になるかもしれませんね
今後も定期的にブログ更新していきます
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