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年収400万の介護士でも資産形成できると信じて投資に励んでいます

2023年度の増配率と増配の威力、決算全体を振り返って

2023年度の決算が終了したので、PFの増配率、実際に増加した配当金額、あとは決算シーズンを振り返って思うことをまとめていきたいと思います

 

2023年度のPFの増配率

下のグラフに私の保有株の2022年度、2023年度の配当金と増配率、あとは2024年の予想をまとめた表を作りました。大変だったので褒めて欲しいと思います

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増配率トップはクミアイ化学工業の+104.5%。これだけ見ると立派な数字なのですが、24年度は減配予想としています

 

増配率2位は三和HDです。実はここは去年の増配率も61.1%でトップでした。2年連続高い増配率です。個人的にも良いと思ってるのですが、増配に合わせて株価もどんどん上がってしまい一単元のみの購入になっていますね

 

3位はみずほリース。こちらも去年に引き続き30%台の高い増配率です。株主優待を廃止しましたが、それを補って余りある増配率ですね

【去年の記事はこちら】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

23年度で減配となった企業はありませんが、24年度はクミアイ化学、AREホールディングス、ジャックスが減配予想です。ジャックスは記念配当の剥落なので普通配当の減配はありません。また、配当性向の引き上げを明確にしていますので、おそらく期中で増配はあると思っています

 

上記銘柄を同じ比率で保有していたと仮定すると、PF全体の増配率は14%となります。毎年14%増配したら7年で倍、12年で4倍になります。そんなうまい話はありませんが、妄想する分には良いですよね

 

増配の威力が凄いって話

大和アセットマネジメントのサイトに連続増配株シミュレーターという機能があります。これを使って遊ぶのも楽しいです

www.daiwa-am.co.jp

 

仮に投資元本が1000万、利回り4%、増配率10%のPFがあるとします。税金は新NISAもあるので非課税として。こんな感じです

そうすると10年後の配当利回りは9.4%に上昇。14年で元本の1000万円を回収できる計算になります。10年間受け取れる配当金は637万円になり、配当金も大体8年で倍に、13年で3倍になります

これが増配率5%だったとしても10年で503万円受け取れ、17年後には元本を回収することができるようになります

 

こんなことを書くと「減配リスクがある」とか、「そんな都合よく行くわけない」という言葉が飛んでくると私の第6感が言っているので先に答えておきます。“ザッツライト!仰る通り!”

 

セクターと銘柄を分散して、PF全体で投資元本を守りつつ、増配率5%を目指していく。景気が良ければ増配率10%になる事もあるだろうし、ショックがくれば-10%になることもある。20年ぐらい続けて均したら年平均5%ぐらいの増配率でした、ぐらいの長期的な目線で考えるといいと思います

 

決算全体を振り返って

決算全体を振り返って思うことなのですが、“景気は微妙”と“還元すっごいけど今後は?”です

 

世界経済は踊り場を迎えているような気がします。特に景気敏感なコマツヤマハ発動機のような決算を見ると、中国やベトナムのようなここ最近の熱かった地域が冷え冷えになってきているなぁと思いました

 

今は下落している通信株や、安定した業績と配当が期待できる全国保証、三菱HCCのような銘柄を増やしつつ、景気に左右されやすい企業達が急落した際にサクッと拾える準備をした方がいいかな?なんて考えたりします

 

今期の業績も減益見通しな企業が多い印象でした。本決算を迎えた企業は保守的に出しているでしょう。年度が始まったばかり、しかも単年の業績の予想で投資方針が変わる方がおかしいと思いますので、その要因で株価が下がる分には普通に買いたいと思うところです

 

“還元すっごいけど今後は?”についてですが、もう多くの方が「高配当株投資やっててよかったー、報われた―」とか、「もっと投資しておけばよかったー」とかそういう状況だと思います。私もです

 

メガバンク、保険、総合商社は全体的にえっぐい還元してましたし、個別でも多くの企業が大増配していましたね

 

ここで私の愚痴ですが、「長瀬産業、ずーーっと見てたのに!」、「ツムラ狙ってたのに!」と歯が削れるぐらい歯ぎしりしました

長瀬産業は連続増配&優待、業績は堅調でいい企業だと思っていたので、今回の総還元性向100%は悔しい、悔しすぎますね。金が無かったんです

 

あと、漢方薬ツムラは仕事柄よく知っている企業で意識してました。高齢者の方って鬱になりやすかったり、精神疾患を患いやすかったり、便秘になりやすいです。いきなり強い薬を使うと副作用で逆効果になるので、少しずつ様子を見ながら薬を使います。その最初の様子を見る段階で漢方薬ってよく使われるんですよね。身体に優しいし、効果も比較的控えめな分副反応も出にくいんです

 

高齢者の方々、「漢方すっごく飲むなー」って思いまして。ツムラの決算を見て購入を検討しようと思ったら66円の増配&ストップ高。私はそっと画面を閉じました

 

そんな還元がすっごい企業も多かったのですが、その原資は“DOEの見直し”だったり“配当性向の引き上げ”だったり“政策保有株式の縮減”といったものが多かったと思います。つまり今後は純利益が増えなければ増配は限定的になるということ

 

そうなると結局は稼ぐ力のある大手だったり、参入障壁の高い企業に投資するのが良いのか?なんて思ったりもします

 

NTTなんかは今期の還元は相対的に控えめに見えますが、地球ができたばかりの草創期から自社株買いや増配を続けています。今回脚光を浴びた企業達がNTTと同じような還元を続けられるのかどうかはわかりません。毎年スター銘柄が現れますが、本当のスターは継続できるからスターなので、スターとはつまりスターってことです

 

決算シーズンは盛り上がるしいろんな感情がぐるぐるしますが、感情と上手に付き合いつつ自分の軸はブレないようにしないといけませんね。情報も早く取捨選択も難しい時代。そんな中で自分軸で情報をまとめて発信していきます。本日もここまで読んでいただきありがとうございました

 

 

今後も定期的にブログ更新していきます

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