「結婚したら幸せになれる」、「結婚は人生の墓場」などなど、結婚に関してはさまざまに言われています。
私自身も結婚しています。妻とは運命共同体だと考えています。今のところは関係性に問題はないと思いますが、結婚当初の高揚感はほとんどなく、安心感が上回っていますね。
ですが、周囲を見渡しても幸せそうな夫婦もいれば、「この夫婦は一緒にいない方が幸せではないか?」と思える夫婦も存在します
実際のところ、結婚した方が幸せかどうかというのはお互いの努力次第です
結婚と幸福度の関係は努力次第
幸せな人生を送る為にパートナーの存在は必要なのかというと、科学的な研究では「結婚していない人よりも結婚している人の方が平均的には幸せな人が多い」という結果になっています
しかし、最近ではその差は縮まっており、15年の追跡調査をしたドイツの研究では「結婚する前とした後では結婚後の方が平均的な幸福度は低い」と位置付けているものもあります
結論としては、結婚後幸せかどうかは「努力次第」ということになります
努力した場合、一番身近に温かな人間関係がありとても幸せな状態になり、もしも努力しなければ結婚前よりも幸福度は下がってしまいます
幸福度は3年後に下がりやすい
結婚における幸福度の効用は2~3年という事が明らかになっています。いわゆる「恋愛ホルモン」と呼ばれるフェニルエチアミンは、3年が経過すると殆ど分泌されなくなります
その後はベータエンドルフィンといった“安心感”や“安定感”を覚えるホルモンが分泌され、「好き」よりも「居心地がいい」と感じるようになります
つまり、慣れてしまうことで高揚した幸福度を元に戻してしまう事になります
前述したドイツの研究によると、ある男性は結婚したことにより幸福度が急上昇したのですが、2年後には結婚前より落ち、5年が経過するとさらに幸福度は減少したそうです
男性は結婚生活が“理想どおりではなかった”ことにまず失望し、妻がしてくれることを当たり前と思い、妻との関係がゆっくりと悪化していることに気が付かなかったのでした
結婚生活は慣れたら終焉の始まり
注意しなければならないのは、相手がしてくれる事への「慣れ」です
脳は順応機能があり、どんなこともいずれは慣れてしまいます
前述のドイツの研究には例外もありました。ある男性は結婚したことで幸福度が平均値以上に上昇し、8年後もなお幸福度は結婚前よりも高い状態でした
この男性は妻と一緒にいることを当たり前と思わないと決めており、絶えず感謝の気持ちを言葉にし、妻の話をよく聞く等、夫婦仲をより良くする努力をしていました
結婚生活への「慣れ」に抵抗する様々な努力をし、慣れる事を遅らせ、いつまでも幸福を感じる状態にすることができました。結婚生活を「当たり前」としないように努めたのです
自分にとって幸せとは何かを知り、そしてその幸せが続く努力を男性だろうが女性だろうが関係なく継続する。シンプルな話ですが、これがなかなか難しく、出来ていない人が多いのかもしれません
まとめ
「パートナーがいれば幸せ」「結婚すれば幸せ」は完全なる思い込みです
「パートナーと共に『幸せになる努力』をするからこそ幸福度が増す」というのが真実です
言わなくても分かってくれるという幻想を持っていることも多いのではないでしょうか。
パートナーと言ってももともとは他人です。結婚したからといって「言わなくても分かってくれる」なんてことは絶対にありえません。よく話し合い、丁寧に思いを伝えるべきだと考えます
私も妻と結婚して6年になりますが、これまで大きな喧嘩はなく、比較的仲のいい夫婦でいれているのではないかと感じています。妻の「仲良くいる努力」が私にとても伝わってきているのが要因です。
今目の前にあることが当たり前にならない様、これからも努めていければと思います
今後も不定期でブログ更新していきます
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