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“PBR1倍割れにメス”について│日本電気硝子を単元化と最近の投資状況

「エモい光に包まれるソメイヨシノ」の写真


“PBR1倍を割れている企業に東証がメス”なる報道が話題です。最近はバリュー株の株価が上昇し、人気になっているようにも感じていますが、この報道が材料として大きいのではないかと思う次第です

 

今回はこの報道と最近の投資状況についてまとめていきたいと思います

 

 “PBR1倍割れにメス”について

最近ニュース等で話題になっているPBR1倍割れについてです

 

東証は以前より、「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議の論点整理」と題し、企業が株価や資本コストを意識改革するように議論がされていました

 

1/25付けの資料には「全上場会社の半数がPBR1倍割れの状況にメスを入れない限り意味が無く、その改善に向けて、1歩踏み込んだことを行うことができるかどうかが重要」と記載しています

 

株価純資産倍率(PBR)が継続的に1倍を割れている企業に対し、改善に向けた計画をまとめるよう今春から求める方針を示しました

 

 

(出典:市場区分の見直しに関するフォローアップ会議 | 日本取引所グループ)

 


また、2/25付けの資料でも改めて“資本コストや株価を意識した経営の促進に向けた養成”としてPBR1倍割れについて言及しています

(出典:同上)


最近、配当株などのいわゆるバリュー株の株価が上昇している印象を受けていますが、この報道が株価上昇に一役買っているのかなぁと思う次第です

 

日本のプライム市場の約半数がPBR1倍を割れているというのが現状であり、まさに日本株「割安で放置されている」というところでしょうか。中には業績が明らかに不振な為に買われていない銘柄もありますが、業界首位級の銘柄でも1倍割れが珍しくありません

 

それだけ純資産以上に価値を生み出さないと思われているのでしょうか、それともこれまで株主を軽視して株価対策を怠ってきたという事でしょうか

 

いずれにしても、企業は株価対策を余儀なくされます。当然ですが、PBRがあがれば株価も上がりますので、保有していれば株価上昇の恩恵を受けることが出来ますね

 

保有株のPBR1倍割れ銘柄

私は現在32銘柄保有していますが、その中でPBRが1倍を割れている企業は14銘柄あります。下の表はその14銘柄の3/3終値時点の株価、配当利回り、PBR、そしてPBR1倍(BPS)の株価をまとめた表です

この表の中で見ると、利回り4.5%を超えている住友林業日本電気硝子ENEOS住友倉庫に関しては投資しても問題ない水準に見えます。以前よりも株価は上がってしまい、利回りは下がってしまいましたが、一株ずつ買う分には問題ないかなぁと思っています

 

特に住友倉庫は昔から不動産を保有しており、価値が上昇しています。それも加味した実質PBRはもっと低い状態です

 

利回り4%まで基準を下げると東ソー、三菱HCキャピタル、稲畑産業、GSIクレオが顔を出しますね。三菱HCキャピタル、稲畑産業は累進配当企業であり、この株価でも買ってもいいんじゃないかと思いますが、最近は年初来高値を更新し続けているので買いづらさは感じますね。GSIクレオスは優待もありきの購入をしたのでこの利回りでは買いません。東ソーも100株保有で満足しているのであまり買う気にはなっていませんね

 

あとは三菱商事も株価はぐんぐんあげていますが、累進配当企業なので一株投資をする分には問題ないのかなと思う次第です

 

配当株に人気が来ているかな

こういった報道もあり、最近は高配当株投資に人気が集まっているような印象を受けています。Twitterを3年ほど続けていますが、2020年はグロース株投資の時代で、コロナからのリバウンドで株価がぐんぐん上昇していっていました。

 

“高配当株投資は非効率でやってはいけない投資”と言われていたのをよく覚えています

 

2021年は米国株の時代でした。S&P500が最高値を70回更新していました。「レバナス」という単語も生まれましたね

私は日本の高配当株投資についてTwitterで発信していましたが、「どうして日本株に投資するんですか」といった質問をほぼ毎日のように受けていた記憶があります

 

2022年からは日本の高配当株が安定している印象を受けており、Twitterを見ていても高配当株投資を始める方が増えた印象です。キャピタルを狙った投資に疲れたのかな?と思ったりもしますが、なんにせよ私の保有株は好調で、2023年2月は前月比+100万となり過去最高を更新しています

 

こうやって3年間を振り返っても相場にはブームがあるのが分かります。投資の世界は流行り廃りが激しく、周囲に振り回されていると高値掴みをして損をしかねません

 

どちらかと言えば、不人気の時に投資をした方がリターンは大きくなると思います。大事なのは自分の投資軸を持って投資を行うこと、投資スタイルは人それぞれだし旨い話もありません

 

長く相場に居続けられるようにしたいものですね

 

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日本電気硝子を単元化

最近は前述した通り、日本電気硝子住友林業を中心に、利回りを見て三菱HCキャピタルをたまに買っています。日本電気硝子はようやく100株保有となり、一応単元化をすることができました。一旦は100株で買い増しは終了するかと思います

 

取得単価は2400円程度なのですが、ネオモバイル証券の50株を売却してジュニアNISAで50株買い増してトータル100株にする予定なので、取得単価はもう少し上がるかなと思います

 

日本電気硝子は去年の7月に買い始めたので、単元化までに8ヶ月を要したことになります。長かったですね。当ブログでも何回も日本電気硝子について書いてきた気がします

 

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住友林業は現在36株となりました。毎日一株投資を継続しています。建設業の中でも一段とPBRが低く高配当です。以前は利回り5.4%ほどありましたが、現在の利回りでもいいかなと思っています

 

その他、住友倉庫稲畑産業も株価を見て株数を増やしていきたいと思っています。稲畑産業はジュニアNISA口座でも単元保有を目指していますが、株価が上がってしまったので買いづらさを感じています。権利落ち後に買ってもいいかもしれませんね

 

配当株投資は今人気かもしれません。前述した通り今が高値掴みになる可能性もありますが、指標的には割安であり、次の決算で増配発表も考えられます。もしかしたら今の株価が将来「買っておけば良かった」と後悔する可能性もあります

 

とはいえ、積極的に買うターンではないこともまた事実。3月の権利取りで株価はまだまだ上がりそうな気がします

個人投資家の強みは「待つことができる」ということ、そして「資産を持ち続けることができる」ということです。焦る必要はありませんね

 

スタンスとしてはキャッシュコントロールをしながらちょっとずつ株数を増やしていき、大きな下落が訪れた時はどんどん買っていくことを意識する。これまでと特段変わりはないですね。配当金の最大化に向けて頑張っていきます

 

 

今後も定期的にブログ更新していきます

Twitterもよろしくお願いします

 

 

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