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年収400万の介護士でも資産形成できると信じて投資に励んでいます

住友林業、日本電気硝子、アサヒHD、コマツ、伊藤忠エネクスの決算振り返り

4/27より持ち株の決算が発表されました。今回は簡単な内容の振り返りと個人的な感想をまとめていきたいと思います

 

※【】内は証券コード、()内は4/29時点の配当利回り

 

【1911】住友林業(4.27%)

・前年同期比で営業利益は-12.3%、最終利益は-36.3%

・進捗率は21.3%で例年と同水準

 

○感想

1Q決算でした。米国での住宅需要は思ったよりも落ち込んでいないようで、昨年の住宅需要が非常に旺盛だった反動から減益とはなりましたが、それほど悪い数字ではないように感じています。決算説明資料にも価格上昇が受け入れられ始めている”といったニュアンスを受け取っており、住宅着工数も順調に推移している様です。資源価格による高騰を受けてもしっかりと利益を出せそうだなと感じました

 

通期見通しについての修正はありません。金融不安や地政学リスクの影響も大きく受ける事業内容ですし、今後どうなるかはわかりませんね。まぁまだ1Qですし、進捗も大きくぶれてるわけではありませんから気にしても仕方ないことです

 

その一方で同業の積水ハウスが増配発表したり、大和ハウスが直近で上方修正を出しており増配が期待できるところと比較すると少し寂しい気もしないでもありません

 

もともとが利回りに対して割安過ぎたと言うのもあり、最近は株価も好調です。今年からコツコツ買っていましたが、流石に年初来高値をバンバン更新し続けるので買い辛いですね。もっと欲しかった。買っておけばよかった。そんなことを良く思います。現在54株保有中です

 

【5214】日本電気硝子(4.63%)

・上期予想を下方修正し、営業利益は40億円の赤字転落、純利益は0円

・通期予想は据え置き

・配当は120円から変更なし

 

○感想

原燃料価格の高騰や金融引き締めの影響で利益は低迷。上期の利益は0円となりました。なかなか見た目は衝撃的ですね。事業環境は厳しいなぁと感じるところです

 

一方で、主力のFPD用ガラスの需要は下期にかけて回復する見込みで通期予想に変更はありません。配当も120円を据え置きです。配当に関してはDOE採用をしているので減配は心配しなくていいというところも安心感がありますね

 

個人的にですが、AGCも下方修正をだすのかな?と思ったりしています。そこで株価が下落したら買いたいと思ったりしています。日本電気硝子はとりあえず100株保有で買い増し予定がありませんが、万が一利回り5%を超えるようなら追加投資もありかなと思っています

 

【5857】アサヒHD(4.50%)

・23.3期は売上高1000億円増加も営業利益は72億円減少

・24.3期は減収減益予想も最終益は特別損失の反動で22%増

・配当金は横ばい

 

○感想

主力の貴金属リサイクル事業は北米での事業が業績に貢献しているものの、全体として事業環境はあまりよくない印象を受けました。特に宝飾事業が売り上げに貢献したものの利益率が低く、営業利益が低下したというのは気がかりですね。今期も営業利益は下がる見込みですし、しばらくは厳しいのかなと思ったりもしています

 

アサヒHDは減配しない企業として私は安心して保有しているので、手放すと言ったことは考えていません。配当性向40%を目途としていますが、2023年3月期は配当性向63%、今期も52%となっていますが配当は維持しています。“現在の年間配当水準から目減りさせず”という文言の通り、減配しないのは安心して長期保有できる理由になりますね

(出典:決算説明資料)

 

【6301】コマツ(4.16%)

・23.3期は最終益3263億で過去最高、24.3期は2990億の減益予想

・配当は128円からさらに11円上乗せの139円、今期も139円を維持

 

○感想

23.3期は為替や物流増、販売価格への転嫁により過去最高益を出しました。3Qの決算で増配を出していましたが、さらに上乗せしてくれ、22.3期と比較すると43円の大増配となりました。素晴らしいですね

 

基本的に業績が悪化すると減配するのですが、今期は今のところ配当維持というところです。世界中で企業活動しているため様々なリスクはあるでしょうが、世界からしても無くてはならない企業でしょうから減配しても保有し続けようと思っています

 

私はコロナショックで下落した時に70株だけ買ったのですが、そこから今に至るまで株数は変わっていません。いい加減単元化したいなと思うところです。そもそもなんで70株だけ買ったんでしょうね。中途半端な男ですね

(出典:決算説明資料)

 

【8133】伊藤忠エネクス(4.48%)

・23.3期は過去最高益、24年3期は最終益2.7%減予想

・23.3期は2円増配の50円、24.3期は更に2円上乗せの52円配当予想

・連結配当性向40%以上の累進配当を導入

 

○感想

今週一番のサプライズは伊藤忠エネクスでした。ダブル増配&累進配当導入です。とはいえ、もともと基調的に増配を続けてくれていましたし、今期で13年連続非減配となりました。あえてここで“累進配当”を明記するあたりに株主還元への姿勢を強く感じます

 

業績は非常に安定しており、毎年過去最高益を着実に更新しています。今期は減益予想ですが、最高益とほぼ横ばいで問題ないでしょう

 

例年であれば本決算時に期末配当のみ増配することが多いのですが、今年は期初から増を発表してくれたのも嬉しいですね。これで簿価利回りは5.3%を超えました。現在100株保有中。株価が3桁台になったらまた買い増そうと思っています

(出典:新中期経営計画)

 

伊藤忠エネクスの新中期経営計画については下記記事でも紹介していますので、良ければご一読ください

 

kooonyaaa.hatenablog.com

 

 

いよいよ決算が始まりましたね

楽しみにしていた決算シーズンが始まりました。途中でGWを挟むので期間は長く感じますが、例年この時期は増配発表が多くワクワク感がありますね

 

さて、私の保有銘柄は基本的に非減配銘柄で構成するようにしていますが、全体の決算を見ると減配を発表している企業が少なくないように感じています。昨年から比べると原材料価格の高騰、為替益の剥落などの影響を受けやすく、企業の底力が試される決算かなと感じています

 

持ち株ではまずは5社が発表、2社が増配、3社は配当維持でした。減配を心配する企業はありませんので、決算が全て終わった時にどれだけ年間配当金が増えるのか、今から楽しみです

 

 

今後も定期的にブログ更新していきます

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前回の決算シーズンの記事はこちら

 

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