持ち株の決算振り返り&感想です。今回は三菱商事とKDDIについてまとめました
【8058】三菱商事(3.05%)
・2四半期累計の連結最終利益は前年同期比35.3%減
・通期の純利益を9200億円から9500億円に3.3%上方修正
・配当を200円⇒210円へ上方修正
・12月末に1→3の株式分割
〇感想
上方修正&増配&株式分割のトリプルコンボです。利益事態は前年比で減益していますが、前年は資源価格が高騰していましたし不動産運用会社の売却益などの剥落が影響しているだけですから気にしなくていいですね。実際、上期利益は前年に続く二番目の高水準ですから十分です
今期は食品事業を売却していますが、今後も事業PFを入れ替えながら資本効率を向上させていく事をしていき、業績の向上を目指していくとしています。この売却益もあり、上期は食品セグメントが業績をけん引したような形ですね。それにしても、下の資料を見るに去年の爆益は異常ですね
(引用:決算説明資料)
下期の為替の見通しは1ドル140円の見通し。最近は150円前後で推移していますから純利益1兆円も視野に入るのかな
さて、配当も10円増配し、2024年1月1日に株式が3分割されます。今年一気に上昇したので買いやすくなるのは嬉しい事です。株価が7000円だとしたら2333円になりますから、2024年からの新NISAに向けて投資しやすい環境になってきていますね。今後多くの企業で株式分割が行われるのでしょう。楽しみ
(引用:決算説明資料)
【前回の決算記事はこちら】
【9433】KDDI(3.14%)
・2四半期累計の連結最終利益は前年同期比3.8%増
・通期計画の6800億円に対する進捗率は54.2%
〇感想
特に大きな発表は無かったのですが、「THE・安定、THE・完璧」といった感じ。息を吸うように増益しています。今年も順調に過去最高益を更新しそうな雰囲気ですね
利益の増益要因を確認すると、楽天のローミング収入減を補う形でエネルギー事業や“その他”が上昇しています。その他には“グループ外売り上げ”や“セグメント間売り上げ”という収入があったようですが、よくわかりません。分かる人教えて下さい
(引用:決算説明資料)
AURP収入(1契約あたりの売上)も前期比で減益傾向でしたが今回の資料には「反転」と記載があり前期比で増益となっています。通信料値下げの影響で下落していましたが、ようやく値下げ分を打ち消すことが出来るようになったという事で、これは大きいのではないでしょうか
(引用:決算説明資料)
金融部門でもauPAYカード会員数、auPAY会員数、au自分銀行口座数、auカブコム証券口座数が順調に増加し、顧客基盤が成長しています。DX事業もIoT回線数も増加し牽引するなど順調に成長しています。メタバース事業やカーボンニュートラルの推進事業なんかもこれからの世界に必要な事業を展開していますし、なんかもう完璧すぎて。もう。すごい。
さて、KDDIの決算のたびに意識するのが株主優待の廃止です。JTやオリックス、最近では日本取引所グループが株主優待の廃止を発表しています。もはや大型株で自社製品以外の優待を出す企業はKDDIとINPEXぐらいではないでしょうか
おそらく、いずれ優待は廃止されるのでしょう。優待が無くても魅力的すぎる企業ですしね。あと、ちょっと贅沢を言うなら増配期待してた。沖縄セルラーが増配してましたから。まぁちょっと言いたいことを言いすぎてますね
【前回の決算記事はこちら】
まとめ
今回は三菱商事とKDDIについてまとめました。二社ともに日本になくてはならない企業ですし、今後も安定して利益を積み上げ配当を増配し続けるんだろうなと思います
自身のPFの構成を考える時に、まず大型株で安定して配当金を出せる企業の株を買うことが大事だなぁと思います。その筆頭になるのが三菱商事だったりKDDIだったりになりますよね
もっと買ってればよかったなぁなんて思ったりもしますが、利回り3%でも買っていっていいのかもしれませんね。中小型株も好きですが、やっぱり大型の配当株は安定感があります。いくらあってもいいですね
今後も定期的にブログ更新していきます
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