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【23.2Q】伊藤忠商事、みずほリースの決算振り返り&感想

持ち株の決算振り返り&感想です。今回は三菱商事KDDIについてまとめました

 

※【】内は証券コード、()内は11/8終値配当利回りです

 

【8001】伊藤忠商事(2.81%)

・第2四半期累計の連結最終利益は前年同期比14.5%減

・通期の最終益を8000億円に2.6%上方修正

・750億円を上限とする追加の自社株買いを発表

 

〇感想

まず、増配はありませんでしたね。他の総合商社が軒並み増配発表をしていたので「間違いなく増配するよねー」と思ってました。とはいえ前年度から既に20円の増配をしていますから、伊藤忠商事が劣っているわけでは決してありません。むしろ決算内容は素晴らしいものです

 

前年同期比で減益ではありますが、それはどこの総合商社も同じです。そして減益幅が低いのが伊藤忠の安定感ですよね。減益の理由は昨年価格が上昇していた石炭価格の下落や、同じく昨年好調だった住生活セグメントの反動があった影響によるものですが、全然大したことはないですよね

(引用:決算説明資料)

 

また、通期の予想利益を8000億円に上方修正しました。実際には300億円のバッファー(余地)が含まれているので2021年度の過去最高益を更新することも十分考えられそうですね

(引用:決算説明資料)

 

さて、増配はなかったと書きましたが、自社株買いは発表しています。今期は既に250億円を実施していましたが、さらに750億円の追加実施を発表し、今期だけで1000億の自社株買いとなりました

 

自社株買いは今年で8年連続、昨年は600億円を実施していたので、「250億じゃ終わらないよね」と思っていましたが、1000億には驚きました。総還元性向は目安としていた40%を超えてきますね

(引用:決算説明資料)

 

そもそも、当初中期経営計画では2023年度の配当を130円で予定していたんですよね。既に160円の配当をしているのに加えこの自社株買い。改めて凄い企業だなと思います

 

【前回の決算振り返り記事】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

【8425】みずほリース(3.64%)

・第2四半期累計の連結最終利益は前年同期比14.8%増

・年間配当金を166円⇒172円へ増配

・2024年4月1日より株式を1:5の分割

株主優待を廃止

 

〇感想

まず、クオカード優待が廃止になりました。今年の優待をもって終了となりますから、もう貰えることはありません。私は去年単元で購入し、今年4000円にグレードアップしたばかり。そこまでの恩恵は受けられませんでしたが、この優待は少々旨味がありすぎると思っていました。仕方ないですね

(引用:決算説明資料)


さて、私を含め多くの個人投資家は100株保有でクオカード優待を貰うことを目的として投資していたと思います。それがなくなった今、株価はどうなるのでしょうね

 

ここからは個人的な考えになりますが、増配を発表した現段階でも今期の配当性向は26.8%と低いです。比較対象として同業他社の三菱HCCの配当性向が44%なので余力はまだまだありますね。さらに原価100%のクオカードのコストがなくなる分、さらに配当での還元ができるのではないかと思うところです

 

中期経営計画でも株主還元については2025年度に配当性向30%まで上昇させるとありますから、20年以上つづく連続増配は間違いなく継続していくでしょう。そして直近の増配率も92円⇒110円⇒147円⇒172円ととんでもないスピードで増えています。これは同業他社を凌駕するペースですね

(引用:中期経営計画)

 

業績も2022年度は過去最高益を出し、今年はそれを大きく上回る予想です。その進捗率も第2四半期時点で進捗率57.7%ですから、おそらく問題ないでしょう

 

上期はインドのリース会社を子会社化したことによる利益の上乗せや船舶、海外不動産の売却による特別収益もありました。そして普通に本業が調子いいですね。上期としては過去最高です

 

中期経営計画ではみずほ、丸紅と連携し事業領域をコア・グロース・フロンティア分野で時間軸の異なる事業PFのマネジメントを実施し収益の柱を複層的に作るとしています。この辺を細かく書きすぎると大変なことになるので資料を読んでみてください

 

(引用:中期経営計画)

 

事業展開を積極的に進めていき、2025年度に420億円の利益を目指すとしています。今期予想は310億円ですから、達成できるかどうかはちょっとわかりません。皮算用ですが、達成された時の配当性向30%で計算すると、配当はざっくり257円程度になるかなと思います

 

また、2024年4月1日より株式を1:5の分割を発表しています。株価5000円だとしても1000円になりますから、随分投資しやすい状況になりますね。新NISAを意識して投資しやすい環境になるのでこれもいいですね

 

というわけで、余裕のある配当性向の段階的な引き上げによる連続増配への期待、事業投資による成長余地もあることから今後も保有し続けていきたいと思います。希望的観測も勿論ありますが、これまでの実績もありますし保有していればいい事あるかなと思ってます

 

【本決算の振り返り記事】

kooonyaaa.hatenablog.com

 

まとめ

今回は伊藤忠商事とみずほリースについてでした。いずれも業績よく、個人的に改めて保有し続けたいと思える内容だったと感じています

 

今週は決算が非常に多いのですが、個人的に忙しくてなかなか決算を振り返れておりません。時間を見つけてコツコツとブログにまとめていきたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました

 

 

今後も定期的にブログ更新していきます

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